全身鏡は身だしなみチェックに欠かせない必須アイテムと言えます。しかし、引っ越しに伴って処分したい、新しいものを買ったから古いのはいらないという事もあるでしょう。鏡は下手に処分すると縁起が悪いと言われており、どう捨てればいいか分からないなんて方もいますね。
この記事を読んで、正しい処分方法をしっかり頭に入れておきましょう。
目次
鏡が割れている場合の取り扱いは慎重に
鏡は非常に割れやすく、その破片が床などに散らばってしまうととても見にくいためかなり注意しなければいけません。割れているものを処分するときは特に慎重に行うようにしましょう。
散らばらないようにガムテープなどで補強しながら処分したりすることで破片が刺さってしまうなどという事故を防ぐことが出来ます。
全身鏡に付着しているガラスを取り除く
割れてしまった鏡には小さなガラスが多く付着しています。非常に細かなモノであっても、踏んでしまうとめり込んで中々取れません。また、ガラスの破片に触れると怪我をする可能性がありますので、必ずこうした付着しているガラスは取り除くようにして下さい。細かなもののため、テープなどで張り付けても隙間からこぼれてしまうこともあるでしょう。そのため、まずはこの付着しているガラスを取り除き、綺麗にした状態で処分するようにして下さい。
本体に注意書きを表記しておく
処分する際は割れているという事を注意書きとして貼り付けておくといいでしょう。どんな処分方法であっても、割れた鏡は非常に危険です。思わぬ大きなけがを起こしてしまう可能性もありますので、処分するときは必ずメモなどに割れているという事を目立つように書いて貼っておきましょう。不要な事故やトラブルを避けるためにも、安全面でのこうした考慮は忘れずに行うようにして下さい。
全身鏡の処分方法
では、ここで全身鏡の正しい処分方法をご紹介致します。様々な方法がありますので、その中で一番行いやすい方法を選べるようにしっかり理解しておきましょう。
粗大ごみとして処分
一番ポピュラーな方法としてあげられるのが、粗大ごみとしての処分となるでしょう。自分で持ち込むか回収を依頼して取りに来てもらう方法がありますので、好きな方を選択することが出来ます。粗大ごみは基本的に1辺が30cm以上のものになりますので、大きさのある全身鏡は大きさを測らずとも粗大ごみとしての規定はクリアしているでしょう。心配な場合は1番大きな部分の長さを測り、自治体の決めている大きさのルールに当てはまっているか確認してから処分するようにして下さい。
解体して家庭ごみとして処分
折り畳み式の全身鏡の場合、解体して小さくすることで家庭ごみとしての処分が可能となります。また、大きさがあるものでも解体可能であれば家庭ごみとして出すことが出来ます。その際、特に鏡の部分の処理には十分注意してください。そのままの大きさで家庭ごみとして出せない場合は小さく破壊する必要があります。テープなどで飛び散りを防止したり、紙袋などに入れて粉々になっても心配ないように対処しながら処理する必要があります。解体したら自治体のルールに沿ってゴミ出しを行いましょう。基本的には不燃ごみになりますが、場所によっては別の分別方法の場合もあります。かならずその地域のルールを守って処分してください。
リサイクルショップに引き取ってもらう
全身鏡はかなり需要が高く、劣化や色褪せ、ひび割れなどの不具合がなければ、基本はどんなものでもリサイクルショップで引き取ってくれます。持ち込む際は、鏡が割れてしまわないように注意してください。本体がいくら綺麗な状態でも、鏡に少しでもひびや割れなどがあると買取は出来なくなってしまいます。買取可能な全身鏡は、まず何よりも鏡の状態が万全でなければいけません。そのため、運び出す際は慎重に行うようにして下さい。
不用品回収業者に依頼
全身鏡以外にも様々な不用品がある場合、不用品回収業者に依頼すれば全てまとめて引き取ってくれます。
断捨離して着ない洋服が大量に出てきた、引っ越しのタイミングで大掃除したら不要な家具が増えたなど、大きさ、量に関係なくどんなものでも依頼できるため、一気に片付けが進み非常に効率的に処分することが出来るでしょう。様々ある不用品を1つ1つ分別する手間も省けるため、かなりの時間短縮にもなります。
フリマアプリに出品
フリマアプリでの全身鏡は人気が高く、日々様々なアイテムの出品があります。一人暮らしを始めた方などは、フリマアプリで雑貨や家具などを探す方が年々増えてきているため、リサイクルショップよりも高値で取引できる確率は高まるでしょう。その際も、必ず劣化具合などはしっかりチェックし写真などで掲載するようにして下さい。ヒビ割れなどがある場合は売れる確率はグッと下がりますので注意しましょう。
知り合いに譲る
持ち込みや処分が面倒という場合、もし近場に欲しいという方がいればぜひ譲りましょう。必ず状態の確認を行い、例えば傷や汚れ、欠けなどがある際はしっかりそれも伝えるようにして下さい。双方納得した上で引き取りをお願いすれば、後々のトラブルなどもなくスムーズに話を進めることが出来ます。一人暮らしを始めた方はもちろん、子供部屋に鏡を置きたいという方などもいるかもしれません。近所の方、友人・知人に一度聞いてみて下さい。その際、しつこく聞きまわるのはあまりよくないので、ナチュラルに聞いてみる姿勢を心掛けましょう。
全身鏡を処分する上での注意点
全身鏡を処分をする際の注意点を3つご紹介致します。
ガラスを触るときは怪我に注意
ガラスに触る際は必ず怪我などに注意してください。運び出す際に割れや欠けなどが発生した場合、その場ですぐ対処することで怪我などのトラブルを避けることが出来ます。まず最初にしっかり状態を確認し、運ぶ際も慎重に行いましょう。
市区町村ごとのルールに則る
処分する際は必ず住んでいる市区町村のルールに沿って行ってください。不燃ごみとして出す場合も、場所によってはガムテープなどで鏡の面を貼り付けておかなければ処分が出来ないという場合もあります。また、粗大ごみとしての処分を行う際もしっかりルールに沿って手放すようにしましょう。まずは事前にルールや決まりなどを確認することが大切です。
破れにくいゴム手袋やマスクを装着
鏡はふとした瞬間に割れてしまう恐れがあります。その際、素手で触るのは大変危険です。割れてる、割れていないに関係なく、全身鏡の処分や運び出しを行う際には必ず破れにくいゴム手袋、マスクなどを着用して作業するようにして下さい。ゴム手袋などをはめて作業すれば滑り防止にもなりますので安全に作業することが出来ます。
まとめ
全身鏡の鏡部分は特に割れやすいので注意しなければ危険が伴います。この記事でお伝えした注意点をしっかり守り、ルールに沿って正しい処分を行うようにしましょう。
ごみとしての処分、リサイクルショップやフリマアプリに売却などどんな手放し方でも、最後まで気を緩めずに扱う事を意識して下さい。