茶箱は今はあまり需要がないものにはなりますが、それでも昔から愛用されている方も多くいらっしゃいます。しかし、古くなり劣化が激しいため処分しようと思っても、「何ごみになるの?」「どう処分するの?」と悩んでしまうかもしれません。
この記事では、そうした悩みや疑問を解決できるよう様々な処分方法をご紹介しています。
目次
茶箱はそのままの状態ではごみ回収してもらえない
特に注意すべきなのが、「茶箱はそのままの状態で回収が出来ない」という点です。木製の茶箱はそこまで大きさがあるものではありません。そのため、「燃えるごみとして出せるだろう」と考え普通の家庭ごみと同じように収集場所へ持っていく方も多いのではないでしょうか。ですが、そのまま置いておいても回収されず残されてしまうという事があります。そのため、そのまま回収は出来ないという事をしっかり頭に入れておくようにして下さい。
茶箱の処分方法
ではどうやって処分すればいいのか?ここで詳しく見ていきましょう。
細かく分解し可燃ごみとして処分
そのままの状態で処分は出来ませんが、細かく分解し小さくすることで家庭ごみで出すことが出来ます。基本的に茶箱は木製なので、分別としては燃えるごみとして出すことが正しい分別になります。小さく分解し、それでも大きさがある場合は切断してごみ袋に入れて収集場所へ出します。そうすればそのまま残されることなくいつも通りの回収が可能になりますので、ごみとして処分を考えている場合は小さく分解して捨てるという方法を行ってください。
大型のものは粗大ごみとして処分する
解体が出来ない大きなものであれば、粗大ごみとしての回収が出来ます。自治体によって処分ルールはまちまちですので、事前に自治体に確認しておくようにして下さい。自分で持ち込む際は、収集センターの受付時間内に行きましょう。回収をお願いする場合は、電話依頼を行って回収日になるまでに粗大ごみシールなどを準備する必要があります。それぞれ金額も自治体により異なりますが、大体500円程度が基本となります。
フリマアプリに出品する
フリマアプリでは、こうしたレトロなものは一定の需要があるため、茶箱の状態が良ければ高値で取引されることもあります。こうした茶箱は一般家庭の方はもちろん、雰囲気のある喫茶店やショップなどでも活用したいという方も多く、デザイン性の高いものであればなおのこと高額な価格で取引することが出来ます。出品する際は劣化がどの程度あるのか、使用年数はどのくらいかなど、細かく情報を伝えるようにして下さい。また、写真もなるべく多く撮り、どんな品物なのか分かりやすくする必要があります。
アンティーク買取業者に買取に出す
アンティーク買取業者ではこうした古いものはとても重宝されますので、ぜひ一度査定だけでも依頼してみましょう。年季の入ったものであればそれなりの味も出て、査定価格にも大きく影響します。しかし、古いから高く売れるという事ではありません。そのアイテムの状態はもちろん、使用されている材質やデザイン、年季と比べた劣化具合など、様々な項目から総合的に査定価格を算出してくれます。特に、持っている茶箱の価値についてあまり良く分からないという方は、ぜひこうした専門家により査定を受けてみるといいでしょう。もしかしたら、予想以上の高額なアイテムとなる場合もあります。
不用品回収業者に依頼する
茶箱だけでなく、引っ越しや断捨離などで不用品が大量に出てきてまとめて引き取ってほしいという場合、不用品回収業者に依頼してみましょう。分別や解体の必要もなく、そのままの状態で全て引き取ってくれるため一気に片付けることが出来ます。不用品回収業者は様々ありますので簡単に見つけることが出来ますが、ネットの口コミなどを参考にして、本当に安心してお願い出来る業者かどうかよく考えてから行いましょう。
茶箱を処分する上での注意点
茶箱の処分に関する注意点をまとめましたので、ぜひご覧ください。
可燃ごみの場合は1辺を30cm以内にする
1辺30cm以内というのは、ほとんどの自治体で定められている粗大ごみの大きさです。もちろん中にはこれ以上の大きさが粗大ごみになるという場所もありますが、30cm以下のものが粗大ごみになるという自治体は基本的にないと思っておいてください。そのため、燃えるごみとして出す場合、必ず1つ1つのパーツの大きさが30cm以下になるように分解、切断する必要があります。
回収業者を見定める
先ほどもお話ししましたが、回収業者は様々な企業があります。そのため、しっかり見極めなくてはいけません。中には格安や無料回収を謳っているにもかかわらず、いざ依頼して荷物を積み込んでから高額な請求をする業者もあります。また、回収依頼したものをそのまま不法投棄するという業者もあります。残念なことに、全ての業者がしっかりと正しい処分を行ってくれるわけではありません。もちろん、こうした悪質な業者はほんの一部ですが、実際に存在しています。余計なトラブルなどに巻き込まれないよう、まずはしっかり業者を見極め、安心して依頼できる相手を見つけるようにして下さい。
まとめ
茶箱は最近の若い方の中にはその存在を知らない方も多いのではないでしょうか。しかし、昔ながらのアイテムは一定の需要があり、アンティーク雑貨や家具、レトロなアイテムのマニアやファンの間でも特に重要視されているものになります。
そんな茶箱の処分方法は、情報をしっかり知っておけば何も難しいことはありません。自身がやりやすい方法、納得して処分できる方法をしっかり見定め、後悔しないように正しく適切に手放せるようにしておきましょう。