写真は大切な思い出を残しておけますが、もう劣化してしまった写真、とっておくべきものではない写真などもあります。こういったものはどう処分すればいいか、何に気を付ければいいかなどをしっかり把握しておく必要があります。
この記事で、しっかり正しい知識を身につけて下さい。
目次
写真の処分方法
基本的な写真の処分方法をお伝えします。ここを押さえておくことが大切ですので、しっかりと内容を把握しておくようにして下さい。
写真は燃えるゴミで処分できる
写真は資源ごみではないので注意しましょう。住んでいる地域ごとのルールにあった処分方法を選択する必要がありますが、基本的には写真は燃えるごみとしての処分が可能と覚えておいて下さい。
お焚き上げをしてもらう
「ごみとして捨てるのは何だか少し嫌だな…」そう考える方もいるかもしれません。その際には、お焚き上げという方法があります。一般的には神社などに依頼をして行ってもらいますが、自宅でも自らお焚き上げをすることは可能です。火を扱うので近所迷惑にならないよう注意してください。神社に依頼する際は、どの場所でも行ってくれるとは限りませんので注意が必要です。どこなら依頼できるかを良く調べ、行ける範囲内でお焚き上げをしてくれる神社を見つけて下さい。
業者に処分してもらう
業者というと物々しく感じてしまうかもしれませんが、一切そんなことはありません。個人情報、機密文書などの重要データを適切に処分してくれるため、とても安心感を持って依頼することが出来ます。写真はどうしても多くの個人情報を与えてしまうため、不安な方は個人情報の廃棄に長けている廃棄業者を利用しましょう。
他の人に見られないように処分しよう
写真の処分方法は上記のような内容が主になります。しかし、例えば燃えるごみで出したとしても、いつどこで誰がそれを見ているか分かりません。写真にははっきりと顔が写っていますし、住んでいる場所や近所など、多くの個人情報がバレてしまいます。
そのため、処分をする際には特に他の人に見られないようにすることが重要です。その方法をご紹介致します。
裁断して処分する
人の顔を確認できないほど細かく裁断しましょう。細かく小さく切り刻めば、それが写真かどうかも分からなくなります。シュレッダーなどを使う事でより簡単に細かく切ることが出来るのでおすすめです。もちろん普通のはさみでも十分対応は出来ますが、枚数が多いとかなりの時間がかかってしまうでしょう。
保護スタンプを押して処分する
保護スタンプとは、押すだけで目隠しが出来るためとても楽に個人情報を守る事が出来ます。細かく切り刻んだりするのは非常に手間がかかりますし、『顔が写っている所を切るのはどうしてもいい気がしない』そんな方にはぴったりの方法と言えます。
ガムテープで巻いて処分する
枚数が非常に多ければ、一番効率的で時短な方法になります。家にガムテープがあれば、費用も一切かけずに処分を行えます。一定の枚数をまとめ、ガムテープでぐるぐる巻きにしておけば、そのまま燃えるごみとして処分しても、誰かに見られるという心配もなくなります。
漂白剤につけて処分する
原始的な方法になりますが、一番確実な方法と言えるかもしれません。水と漂白剤を混ぜ、そこに写真を漬けるだけでみるみる色が消え、白い紙になっていきます。漂白剤は種類により分量などが異なりますので、お持ちの漂白剤に表記されている正しい量で行ってください。
写真を処分する上での注意点
処分の仕方、また、処分する際の捨て方をご紹介致しました。そこで、次に写真の処分をする上で注意すべき内容を把握しておくようにして下さい。特に大切なのが個人情報を守るという点です。そこを詳しくご紹介致します。
個人情報なので顔を消して処分する
紙の写真であっても、ある程度のパソコン技術を持っている人であれば、その写真に写った人の「瞳に写っている背景」を解析し、この写真がどこで撮られたものなのかというところまで知られてしまう事があります。そのため、顔などの個人を特定できる情報を消すという事は、自分の身を守るためにも特に気を付けるべき部分になります。
写真を処分したくなかったらデジタル化をしよう
「折角の思い出を捨てたくない!でも増えすぎて困っている…」なんて方も多いのではないでしょうか。例えば子供の成長記録として撮りためた写真などは、たった1枚でも捨てたくないですよね。そんな時は、写真そのものをデータにしてコンパクトに保存できるようにして下さい。
スマホアプリでデジタル化
スマートフォンは様々なアプリが提供されていますが、写真を読み込むだけでデジタル化に変換可能なものもあり、基本的には無料でできます。常に活用するスマートフォン内にデータを残せば、いつでも好きな時に見る事も可能になります。
専門業者でデジタル化
自分で上手くできない場合、写真をデータに移してくれる業者などに依頼するようにして下さい。写真を処分しても思い出はずっと残しておけます。専門業者でのデータ化変換はそれなりに費用も掛かりますが、1枚1枚自分で読み込むよりも格段に楽ですし、専門業者なので安心感もあります。
まとめ
写真はたくさんの思い出が詰まった特別なものになります。しかしそれでもやはり「もうこの写真はいらない」というものもあるかもしれません。処分はしたくないけどどうにかしたいと考えている方も少なくありません。
- 捨てるなら顔を隠してから。
- 捨てる前にデータ化。
必要か不必要化をまずは明確にし、いらないものは積極的に手放し、大切な思い出はデータとして永遠に保存できるようにしておくことが大切です。貴重な思い出を色あせることなく、いつでも見返すことができるようデジタル化し、紙の写真は必要最低限にとどめれば、収納にも困りません。二つの方法を組み合わせると、より写真の保存もしやすくなります。