スケボーは若者を中心に人気を集めており、東京オリンピックでは正式種目として採用されたことから一気に注目されてきました。しかし、そのスケボーで使用するボードの処分方法をご存じの方は少ないのではないでしょうか。
この記事で、その処分方法を正しく知っておきましょう。
目次
スケボーは木製のものもあるが基本は不燃ごみ
基本的にスケボーの素材は木製である場合がほとんどです。そのため、「木だから燃えるごみでいいんじゃないの?」と考える方が大半ですが、実はスケボーの基本的な分別は不燃ごみになります。
本体が木製であっても、そこに付属しているタイヤやパーツなどは燃えるごみとして出せないものですので、スケボーの処分というと不燃ごみとしての扱いが一般的になりますので注意してください。
スケボーの処分方法
スケボーの処分をここで詳しくご紹介致します。誤った処分をしないように、よく内容を頭に入れておきましょう。
不燃ごみとして処分する
先ほどもお話ししたように、スケボーの処分は不燃ごみとして出すのが一般的です。ごみの出し方やゴミを出す曜日・時間は自治体ごとに決められたルールがありますので、しっかり守るようにして下さい。場合によってはごみとして出すまでに数日待つ必要があり、決められた日以外に出すという事は厳禁です。ルールを守り、他の方の迷惑になるようなことは絶対に避けて下さい。
大型の場合は粗大ごみとして処分する
大型のスケボーの場合、不燃ではなく粗大ごみとしての処分になります。粗大ごみとして処分する場合、自分で処理施設まで持ち込むか戸別回収を依頼するかの二択となります。持ち込みの際は必ず営業時間、持ち込み可能時間を確認しておいてください。また、回収依頼をする場合、事前に処分費用分の決められたシールや券などを購入しておく必要があります。
基本はコンビニやスーパーなどで購入できるので必ず準備しておいてください。シールの場合、処分するものに貼り付け、回収日の朝に自宅前に出しておけば回収してくれます。自治体により細かなルールや決まりごとがありますので、確認するようにしておきましょう。
フリマアプリ、オークションに出品する
フリマアプリやオークションでは、スケボーの需要が高い傾向にあります。状態が良くデザインが魅力的なものであれば、早い段階で買い手を見つけることが出来ます。フリマアプリでは、自分の設定した金額での売買が可能です。オークションでは複数人が入札することで徐々に金額が上がっていくため、自分の希望価格以上の金額で売ることが出来るかもしれません。どちらも直ぐに売れるという保証はありませんが、少しでもお得に処分したいという場合は非常に有効的な手段となります。
支援団体に寄付する
スケボーを寄付するという方法があるのをご存じでしょうか?スケボーとしての活用はもちろんの事、例えボロボロでスケボーとしての使用が難しいというものであっても、リサイクルすることで資源としての活用が可能となります。また、国内に限らず発展途上国の海外に送られることで有効的にリユースされる事もあります。基本的に寄付する場合は無料で差し出すことになりますが、「もうスケボーとして使えないけど思い入れがあるからごみとして処分はしたくない。」という方に特にオススメの方法と言えます。
不用品回収業者に依頼する
スケボー、その他の不要なモノ、断捨離や引っ越しなどでいらないものが増えた方などで、まとめて一気に処分を考えている場合は不用品回収業者に依頼しましょう。手間もなく楽に処分することが出来ますし、不用品回収業者は24時間営業のところも多くあるため、夜の遅い時間、朝の早い時間など関係なく依頼することが可能になります。タイミングさえ合えば、即日回収、電話後の即日回収が出来ます。忙しく時間が限られている方からすると非常に便利に活用できます。
友人・知人に譲る
スケボーをこれから始めようとしている友人、今あるボードに飽きて違うボードを探している知人などが周りにいる場合、処分しようと思っているボードを譲るという方法もあります。劣化などもなく使用の問題がなければ、これからも活用してもらうことが出来ます。もしほしいという方がいれば、アイテムの大きさや状態などを正しく伝えて下さい。一度現物を見てもらうとスムーズに話が進むかもしれません。
スケボーを処分する上での注意点
スケボーの処分をする際、特に注意すべき点が2つあります。このポイントをしっかり把握し、正しく適切な処分が行えるようにしておきましょう。
専門知識があれば分解して可燃ごみとしての処分も可能
先ほど、「スケボーは木製でも不燃ごみ」というお話をしました。付けられているパーツによる理由が大きいですが、解体すればボード部分を可燃ごみに出すこともできます。しかし、スケボーの分解・解体は必ず専門知識を要します。素人が行うのは非常に危険なためやめましょう。専門知識を持っている方が周囲にいればお願いして分解してもらうという手もあります。
法人の場合は産業廃棄物として処分する
スケボーの所有が法人の場合、家庭ごみのように自治体回収が出来ません。その際はスケボーは産業廃棄物としての扱いになりますので、産業廃棄物の処理が出来る回収業者に依頼するのが一番ポピュラーな方法となります。その際「産業廃棄物処理許可証」を所持しているか必ず確認するようにして下さい。大きさや重さ、枚数などで費用は変わりますので、事前に数社に見積もりを出してもらうと安心できます。
まとめ
スケボーの処分は一見難しいようですが、実は様々な方法があり、その中で一番適切な処分方法を自ら選ぶことが出来ます。
- そのままの状態であれば不燃ごみ、もしくは粗大ごみとして処分
- 専門知識があれば解体し可燃ごみとして処分
- 不用品回収業者に依頼し引き取ってもらう
- ボロボロでも捨てたくない場合は寄付
- オークションやフリマ売りでお得に処分
こうした方法の中から、自分の都合やスケボーの状態などを考慮し、最適な方法をしっかり見極めておくようにしましょう。