水槽は魚を飼育するために活用しますが、最近はジオラマなどにも使用されており、様々な用途で人気があるアイテムです。しかし、その処分方法が分からないという方は意外と多いのが現状です。
『水槽は一体どう処分すればいいの?』『お金がかかるの?』など、色々な疑問にこの記事でお答えいたします。
目次
水槽を処分する前にやっておくこと
水槽を処分する前に、まずやっておくべき作業があります。これらをしっかり終わらせてから、処分方法を検討するようにして下さい。
生き物がまだ水槽にいる場合は引き取ってもらう
まずは今飼っている生き物の引き取り先を決める必要があります。近くの友人や知人で、魚を飼っている方、またはこれから飼おうとしている方を探してみましょう。近くにこうした方がいなければ、アクアショップで引き取ってもらえます。
水槽の水や砂利は抜いておく
水はそのまま流しなどに捨てることが出来ますが、砂利はそうはいきません。この砂利の処分は自治体により異なりますので、お住まいの地域はどのような処分方法になるのかよく確認してください。燃えないごみとして出す自治体もあれば、大量の砂は収集されず、小分けにして出す必要がある地域もあります。また、資源ごみで回収する地域、そもそも収集を行っていない地域などもあります。
売る場合には綺麗に掃除をしておく
水槽はきれいな状態でまだまだ使える場合、買い取ってもらうという方法もあります。そのためにも、水苔などを取るのはもちろんの事、匂いや汚れなどもしっかりと綺麗にしておかなければいけません。多少の手間にはなりますが、何日もかけてやらなければいけないという事でもありませんので、しっかりきれいにしておいて下さい。
水槽の処分方法
では、ここで水槽の処分方法をご紹介致します。それぞれのやり方や特徴をお伝えいたしますので、ご自身の状況に合わせた最適な方法を選んでください。
自治体のルールに乗っ取り、粗大ごみもしくは不燃ごみに出す
まずは自治体ルールをよく確認してください。その上で、処分する水槽のサイズや素材などを把握する必要があります。水槽は基本的にはガラス製になりますが、その場合、大きさで処分の方法は異なります。簡単に言えば小さければ不燃もしくは危険ごみ、大きければ粗大ごみに分けられます。大きさの規定や分別も自治体によって変わりますので、住んでいる地域はどう分別するのかなどをしっかりチェックして下さい。
アクアリウムショップに買い取ってもらう
魚をアクアショップへ持っていく際、一緒に水槽も持ち込むことが出来ます。また、大きな水槽で簡単に運べない場合は、出張買取などをしてくれるショップに頼むという方法があります。しかし、その場合、かなりの金額の手数料がかかってしまう事もありますし、場合によっては買い取ってもらったのに逆にマイナスになる可能性もあります。また、どのショップでも買取を行っているわけではないので必ず事前に問い合わせてください。手数料などかかる費用の相場を聞きくことも忘れずにおきましょう。
知人や友人に譲る
「生き物がまだ水槽にいる場合は引き取ってもらう」の項目でもお話ししましたが、これから魚を飼いたいと思っている方であれば、水槽なども一緒に譲りましょう。これから飼いたいという方や飼うのを検討している方であれば、まだ水槽や道具などは揃えていない事が多いです。全て一式を揃えるとなると、そこそこの費用は掛かります。
そのため、魚を引き取ってくれる方がいればこうした水槽なども一緒に譲ることで、相手はそのまま飼い始めることが出来るようになります。譲った後に何か困ったことや分からないことなどがある場合でも、自分が今まで使用していたものなので説明もしやすくなります。どちらも損をすることがないので、とてもオススメの方法になります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者では水槽の大きさに関係なく引き取ってくれます。例えば水槽が重たすぎて自分で運べない、水槽もその他の機材も一緒にまとめて処分したい場合などは、不用品回収業者に依頼すると一気に片づけることが出来るので活用してみて下さい。値段設定は不用品回収業者によって変わります。大きさ重視なのか、重さで決まるのかなど、その不用品回収業者の特徴などもしっかり把握し、複数業者で相見積もりしてください。
水槽を処分する上での注意点
水槽の基本的な処分方法をお伝えしていきました。次に、処分するうえでの注意点をお伝えいたします。
売却する場合はできるだけ綺麗にする
先ほどもお話ししましたが、売る際には水槽のメンテナンスをしっかり行い、ベストな状態にすることが大切です。汚れも苔も全てきれいに洗い流して下さい。その際、水槽を固いスポンジなどでごしごし洗うのは避けて下さい。その作業のおかげで傷がつき、価値が下がってしまうという事もあります。なるべく優しく洗い、力を入れてこすらないようにすることがポイントです。洗剤などをもし使用する際は、弱い刺激のものを選びましょう。
市区町村ごとのルールに乗っ取り処分する
どんな分別なのか、何曜日に出すのか、ごみ収集の場所はどこかなど、自治体により異なりますので、直接電話をしたりホームページを見たりして、正しい方法を把握しておく必要があります。また、粗大ごみとして出す際、依頼して何日くらいで引き取りに来てくれるのかなども教えてもらえますので、しっかりと予定を立ててスケジュールを組んでおくと安心です。
まとめ
生き物を飼っている方は、やむを得ない事情で手放さなくちゃいけない事が起こるかもしれません。しかし、「もう処分するからどうでもいいや」なんて勝手なことはやめましょう。
生き物の譲り先から水槽の処分まで一つ一つ確実に行っていきましょう。正しい処分を行い、新しい生活を気持ちよくスタートさせることが出来るようにしましょう。