「パソコンを回収依頼するにはどうすれば良いの?」
本記事では、パソコンをこれから処分したい方に向けて6つの処分方法とその注意点をご紹介します。ご自分の状況やなどを考慮しつつ、最適な処分方法を選びましょう。
目次
パソコンを処分する際はデータの消去に気を使う
処分方法を考える前に、必ず注意しなければいけない最重要ポイントがあります。それは”パソコンのデータ”です。これから処分するパソコンには、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)と言った今まで利用してきたデータが保存されたものがあります。
パソコンにはこうした重要なパーツ・部品があり、処分する際にこれらのデータを適切に完全消去しなければ、最悪の場合、第三者により個人情報やパソコン内のデータを悪用されてしまう恐れがあります。
パソコンの処分方法
自治体での回収や引き取りなどが一般的なイメージとしては強いのではないでしょうか。ですが、実際は様々な方法があり、その中から自分にとってやりやすい処分方法を選択することが出来ます。しかも、パソコンの型式やスペックによっては買い取ってもらい現金化する事が出来るケースもあるので要チェックです。それでは6つの処分方法をご紹介します。
パソコンメーカーに回収してもらう
パソコンの処分で最もメジャーで安心できる方法の1つが、購入したメーカーに回収してもらうことです。メーカーから購入したパソコンであれば、大抵は無償での回収をお願いすることが出来ます。さらにパソコンのデータのあるハードディスクは破砕してもらえるため安心してパソコンを処分できます。
とはいえ、いくつかの注意点があるのでチェックしておきましょう。まず2003年10月以降に購入したパソコンであれば、「PCリサイクルマーク」のステッカーが貼られているのであれば無料で回収してもらえます。それ以前の場合は、無料で回収してもらえないケースがあるため注意が必要です。
もう1つは、パソコンメーカーは個人情報保護のためにハードディスクなどは壊すため、再利用することはありません。しかし、パソコンのデータが漏洩したり悪用されたりした場合についての責任は負わないことになっています。
まずはご自分のパソコンのメーカーと、「PCリサイクルマーク」のステッカーが貼られているかをしっかりと確認しましょう。
パソコンリユース企業に依頼する
多くのリユース企業はパソコンの処分や回収を無料もしくは格安で行なっています。それは、無料で回収したとしても採算の取れるビジネスモデルがあるためです。パソコンのパーツであるレアメタルや銅などをリサイクル資源として流通・販売することで、利益を出すことが出来ます。古い型のパソコンには、このようなリサイクル資源が多く使われているという大きな理由があります。もう1つは、リユース品として格安での中古品として販売しているため、無料でパソコン処分・回収しても利益が見込めるからです。しかし、費用としては負担はありませんが、肝心のデータ漏洩や個人情報の行方については業者ごとに扱いが異なるため、不安が残ります。信頼のできる業者をしっかりと見極め、安心できるところへ依頼しましょう。
回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者に依頼する場合は、パソコン回収を専門にする業者に依頼する場合に比べ費用が発生するケースが多くなります。大きな要因として言われているのが、回収のための人件費や車両代などのコストがかなりかかるという事です。そのため、どうしても専門業者よりも費用が高くなってしまいます。
しかし、一緒に他の機器も処分したい場合や、使っているパソコン本体を処分したいという方もいらっしゃいます。また、周辺機器のメーカーがバラバラで1つ1つメーカーに問い合わせたり回収してもらうのが面倒という場合、不用品回収業者であれば、こういった手間なく全て一気に引き受けてくれますので非常に楽に処分することが可能となります。費用は掛かりますが、その分の面倒な手間がなくなるためおススメです。
中古品買取り店に買い取ってもらう
コロナの影響もあり最近は在宅での仕事を選ぶ人が増え、これまで以上に中古のパソコンが高い需要を集めるようになってきました。そのため、少し古いタイプのものでも買取店では積極的に買取を行っています。また、パーツ単体でもそれなりの価値はあるため、完璧なジャンク品だったとしても絶対に売れないことはありません。お持ちのパソコンを処分したいと思っているのであれば、買取業者に一度持ち込んでみてはいかがでしょうか?ちょっとしたお小遣い程度の金額か、もしくは予想以上の収入になる可能性もあります。
自治体の回収ボックスを利用する
パソコンの回収は、自治体でも行っています。回収ボックスは様々な場所に設置されていますので、ぜひ近くの場所を探してみて下さい。しかし、この回収ボックスは自治体により仕様が異なっているため、中には投入口のサイズが小さくパソコンの回収が出来ないものなどがあります。そもそも自治体によってはパソコンの回収自体を行っていないという場所もありますので、事前に必ず自治体のホームページ、もしくは市区町村役場の担当部署まで電話して確認してみて下さい。安心して処分することができるようになります。
知人に譲る、フリマアプリ等で販売する
近しい誰かがパソコンが欲しいという事を話していたりしませんか?先ほどもお話ししたように、コロナの影響で在宅ワークが主流になりつつある現代では、今まで家にパソコンがなかったけど必要だと感じ始めて、中古品で安く購入したい方が多くいます。もしも周りにそういった方がいれば、ぜひお譲りになるといいでしょう。元々自分が使用していたものなので、何かトラブルがあってもすぐに対処してあげることもできますし、知り合いな分お互い安心して取引する事もできます。
また、周りにいなければフリマアプリで本当にパソコンが欲しいという方を全国から見つけることも可能です。初期設定など必要な手間はありますが、処分してごみにしてしまうよりは環境的にも良い手放し方になります。
パソコンを処分する上での注意点
パソコンを処分する際に、注意しておきたい点がいくつかあります。あとで失敗したと後悔しないよう確認しておきましょう。
回収業者を見定める
パソコンの回収や処分を行う業者には、「無料でパソコン回収します」などと謳っている業者もいるため、どの企業が優良な回収業者でそうでないかが見分けづらい現状です。後で高額請求や、パソコンのデータ漏洩などのトラブルに遭遇しないよう、環境省や経済産業省、営業所を管轄する都道府県公安委員会のいずれかから許可を得ている業者に依頼すると安心です。
市区町村ごとのルールに則る
自治体にゴミとして、パソコンを処分する際にはそれぞれの地域、市区町村ごとの処分や回収のルールに則って手続きを行うように注意しましょう。
まとめ
不用になったパソコンはゴミとして捨てるものというのが一般的な考え方ですが、買い取ってもらえる可能性があるので、処分の際にはまず買取りして貰えるかチェックすると良いですね。
ハードディスク、データの取り扱いや消去などにも注意が必要です。
パソコンだけではなく、不用品の回収は資源として活用できるようにしっかり正しい処分を行いましょう。