給湯器の処分と聞いても、あまりピンとくる方はそう多くないでしょう。「自分で処分できるの?」「特別な方法で捨てるんでしょう?」なんて考える方もいるかもしれません。
今まさに、給湯器の処分で困っているという方にぜひ見てほしい内容となっています。しっかりこの記事を読んで、正しく処分を行ってください。
目次
電気給湯器とガス給湯器の2種類ある
給湯器には2つの種類があり、電気、もしくはガスに分かれています。この2つの種類の特徴を見てみましょう。
電気給湯器
貯水タンクの中にある水を、電気ヒーターの力を使って加熱するタイプです。使用した分またそこに水が入り加熱する、という流れを繰り返しています。火を使わないため火災のリスクが少なく、電気料金が安くなる夜間に貯蔵するタイプでコスト面でも優秀な給湯器です。
ガス給湯器
ガスを燃焼し水をお湯に換えます。電気とは違い、必要な時にその分を瞬間的に加熱するためタンクの必要がなく設置場所も狭くてすみます。湯切れの心配がないというのも大きなメリットです。
電気事業者・ガス会社にて取り外しを行ってもらう
自宅の給湯器がどのタイプか、どの会社が対応しているのかをしっかり把握していますか?処分を考える際には決まった業者に取り外しを依頼するようにして下さい。自分で取り外すのは非常に危険な行為です。費用は掛かりますが、必ず業者に依頼するようにしましょう。給湯器はとても便利で必須アイテムにはなりますが、その扱いを間違ってしまうと思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。安全に取り外すためには、必ず電気事業者、もしくはガス会社に連絡を行い取り外しをしてもらいましょう。
給湯器の処分方法
次に、給湯器の処分方法をご紹介致します。誤った方法を選択してしまうと、場合によっては非常に危険な行為となってしまいます。正しく適切な処分を行い、安全に手放せるようにしておきましょう。
電気事業者・ガス会社にそのまま引き取ってもらう
給湯器の取り外しを行っていただいたら、そのまま引き取りをお願いできます。ですが、全ての作業を一貫してお願いすると費用も大きくかかり数万円程度の出費になります。例えば回収だけではなく買い替えなどの場合は、費用が安くなる事もあります。それでも料金は高くなってしまうため、回収までではなく取り外しだけでお願いするという事も可能です。費用は大きくかかりますが、危険な作業を全てお任せすることが出来るので一番確実で安全な処分方法となります。
粗大ごみとして処分
「給湯器は大きいから粗大ゴミかな」と思う方もいるかもしれませんが、粗大ごみとしての処分は出来ません。業者が取り外しを行えばそれは産業廃棄物としての処分になります。そのため、家庭ごみとして粗大ごみに出すことは不可能です。中には粗大ごみとして受け付けてくれる自治体もありますが、非常に稀ですので必ず処分前にしっかり確認してください。
不用品回収業者に依頼
プロの業者に依頼した際、そのまま引き取りをお願いできますが、どうしても費用が高額になります。「ちょっとでも安く処分したい!」と思う方は、取り外しだけを業者に依頼し、処分は不用品回収業者に依頼すると多少費用を抑えることが出来ます。分別や解体作業なども依頼することが出来ますので、危険な作業は一切することがありません。安全で確実に処分することが可能となります。ですが、中には引き取った給湯器をそのまま不法投棄してしまうような悪質な業者もあります。「どの回収業者でもいいや」と雑に決めるのではなく、様々な業者をしっかり比較し、一番信頼のおけるところを見つけて下さい。また、予想以上の高額な料金を請求されてしまうという事もあり得ますので、金額の確認はしっかり行うようにしましょう。
リサイクルショップに引き取ってもらう
「給湯器ってリサイクルショップに売れるの?」と不思議に思う方もいるかもしれませんが、実は非常に需要が高いアイテムの1つです。給湯器の寿命は長くて10年程度とされていますので、それを超えていない比較的年数の少ないものであればそこそこの値段で売りに出すことが出来るでしょう。ほとんどのリサイクルショップで扱いがありますが、家電系の扱いが少ないショップは買取が出来ないという事もあるかもしれません。持ち込む前に必ず確認してください。
給湯器を処分する上での注意点
給湯器は誤った方法で処分するととても危険です。そのため、特に注意すべきポイントをしっかり意識し、必ずルールは守ってください。守るべき注意点を2つご紹介致します。
自分で取り外すのは危ないのでNG
設置されているものを取り外す際は絶対に自分で行うのは避けましょう。というのも、給湯器は水道管やガス管、もしくは電気など様々な大事なものと繋がっています。そのため、専門のプロでなければ安全に取り外しを行う事は出来ません。また、取り外しが出来たとしてもそこで終わるわけではありません。取り外し後は配管の工事や電気工事などが必須です。ここはもうプロの領域ですので、素人が行えばそれは危険行為にしかなりません。必ずプロの専門業者に依頼するようにして下さい。
依頼するときは取り外しの工賃が含まれているかチェック
業者に依頼する際、まずは見積もりを出してもらうことをオススメします。その内訳に取り外しの工賃がしっかり含まれているかどうかを確認してください。例えば取り外し、回収、設置の全てを依頼する場合、実はその見積もりには取り外しの工賃が含まれておらず、作業完了後に請求されるというケースもあります。そうなると、最初の見積もりなどから数万円の差が生じてしまいますので必ずしっかり確認し、その内訳などを細かく聞くようにしておきましょう。
まとめ
- 必ずプロの専門知識を持っている方にお願いする
- 自分での処理は絶対禁止
- 粗大ごみとしては出せない
- リサイクルショップでお金に換える
- 不用品回収業者の方が場合によっては安く処分できる
以上のポイントをしっかり把握しておき、安全、かつ的確な処分を行う事が大切です。誤った方法は危険を伴います。意識を高め、安全で正しい処分ができるようこの記事の内容をしっかり覚えておきましょう。