「会議用テーブルの処分はどうすればいいの?ごみに出せるの?」、「とにかく今すぐ処分したいけど方法が分からない。」もしもこんな悩みがあれば、ぜひこの記事をご参照ください。
会議用テーブルの正しい処分方法を詳しくご紹介致します。
目次
会議用テーブルは廃棄物処理法に伴い事業ゴミとして処分
「事業ごみ」とは、企業で使用されていたアイテムになります。また、この事業ごみはその中でも分類されるため、それぞれ正しく処理を行わなければいけません。あまり一般的に知られているものではないかもしれませんが、知識として頭に入れておくようにして下さい。
よく会社が出したごみは産業廃棄物になると言われますが、その産業廃棄物というのが、この事業ごみの中の1つに分類されます。詳しく見ていきましょう。
事業系一般廃棄物
事業ごみの一つである「事業系一般廃棄物」。これは一体どんなものが該当するのかご存じでしょうか?簡単に説明すると、所属している社員、従業員が個人的に出したごみとなります。一般廃棄物というのは、家庭から出るゴミも含まれています。そのごみがでた場所が家庭からなのか、それとも企業から出たのかによって、一般廃棄物か、事業系一般廃棄物かに分けられています。
- 木製の椅子やテーブル
- 新聞紙やカタログ、段ボールなど
- 個人消費に伴って生じるビニール袋やプラ容器、ジュースの缶など
- 大体こうしたものが事業系一般廃棄物に分類されています。
産業廃棄物
よく聞く産業廃棄物。これは事業系一般廃棄物とは違い、個人的ではなく会社規模の事業などで出たごみの事を指します。多くの方が勘違いしているのが、「企業が出すゴミは全て産業廃棄物になる」という点ではないでしょうか。正確には、企業が出すゴミは全て事業ごみになり、その中の1つが産業廃棄物になるという事になります。
- 金属製の椅子やテーブル
- ロッカー
- ベンチ
などが産業廃棄物となります。
また、例えば太陽光パネルなど家庭で一般の方が自ら取り外しが出来ずに業者に依頼する場合、依頼を受けて仕事として、作業をする中で出た廃棄物になるため、この太陽光パネルは一般家庭に設置されたものでも業者が撤去すれば産業廃棄物として扱われます。
会議用テーブルの処分方法
お待たせいたしました。ここで会議用テーブルの処分方法をご紹介致します。しっかり内容を把握しておきましょう。
専門業者に買取依頼
オフィス家具を専門的に扱っている業者に依頼すると、全て買取を行ってくれます。オフィス家具はじわじわ人気が高まってきており、年々需要が高くなっている傾向にあります。そのため、比較的綺麗な状態のものであれば多少の欠けや汚れなどがあっても買取を行ってくれます。完璧なものに比べれば買取金額は下がりますが、処分してしまうよりはかなりお得に手放すことが出来ます。
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者に依頼する場合、不用品が複数あれば全てまとめて回収をお願いできます。また、会議テーブルは大型なものが主になります。それを運ぶ車やトラックを準備したり室内からの運び出しなどもかなりの手間になるでしょう。不用品回収業者では、こうした回収の部分から全てをお任せできますので、かなり簡単に処分することが可能となります。しかし、悪質な業者もいるため特に注意してください。
最初は安い値段での見積もりだったのに、積み込み作業終了後に渡された請求書はかなりの高額だったなど、料金に関するトラブルから個人情報の流用まで、実に様々な被害が起こっています。簡単に業者を決めるのではなく、念入りに情報を集め、信頼できるところを見定めましょう。
SNSでほしい人を探す
SNSを活用することで会議用テーブルがほしい方に譲渡することが出来ます。新しく事業をスタートさせる方などはもちろんのこと、最近ではこうした中古の家具などを用いてDIYをする方が増えてきました。そのため、よくSNSでもいらない家具や雑貨を求めている方が多くいます。SNSの種類は問いませんが、写真や動画などに特化したInstagramが一番最適と言えます。テーブル全体や様々な角度から撮影し、サイズ感が分かるような写真を使用すると良いでしょう。また、動画で会議用テーブルを撮影するのもオススメです。とにかく分かりやすく、状態などを正しく伝えられるようにしておきましょう。
施設に寄付
会議用テーブルは様々な施設に寄付することが出来ます。介護施設や保育園、幼稚園などはもちろん、図書館などの公共施設などにも歓迎されるでしょう。しかし、そのまま持ち込むことはできませんので、まずは一度問い合わせをしてみて下さい。また、場所によっては張り紙などで寄付を募っているところもあります。会議用テーブルは作りもしっかりしているのでそう簡単に壊れたりはしません。処分してしまうのは勿体ないので、本当に必要な場所で活用が出来るよう、ぜひこうした方法も視野に入れて検討してみて下さい。
会議用テーブルを処分する前に確認すること
会議用テーブルを処分するにあたり、必ず確認しておくべきポイントがあります。まずはその内容をよく理解しておきましょう。
自治体で受け入れ可能か確認する
会議用テーブルを処分する時、まずは一度自治体に回収をお願いできるか問い合わせてみて下さい。家庭で所有していたものは基本粗大ごみとしての回収が可能です。また、企業などが所有していた場合でも、場所によっては自治体で回収を受け付けてくれる場合もあるでしょう。非常に稀なケースではありますが、絶対に不可能という訳ではないのでまずは一度確認してみることをオススメします。
他にもまとめて処分できるものが無いか確認する
会議用テーブルの他になにか処分を検討しているものはありませんか?もしあれば、そういったものも一気にまとめて片付けてしまいましょう。手間も減らせて時間も有効的に使うことが出来ます。不用品が出るたびに業者に依頼したり処分方法を検索したりするのは非常に面倒な作業となるでしょう。処分品はある程度まとめて一気に手放すことでかなりの時短になります。まずは一度処分したいものを整理し、他にはないかよく確認しておきましょう。
まとめ
ごみの種類は非常に複雑ですが、内容さえ理解しておけば何も悩むことはありません。
- 会社の従業員が個人的に出したごみ→事業系一般廃棄物
- 会社が業務上で出したごみ→産業廃棄物
- 上記2つをまとめたのが事業ごみ
- 家庭から出たのは一般廃棄物(家庭廃棄物)
のように分類されます。会議用テーブルは今回ご紹介したような方法で処分することが出来ます。この記事で触れた注意点やポイントをしっかり把握し、正しく適切な処分が出来るようにしましょう。