ヘッドホンは通勤や通学の際に音楽を聴くために活用したり、家でゆっくり映画などを見る際にも重宝するアイテムです。しかし、日常的に使用しているとふとした瞬間に壊れてしまうなんてことも起こり得ます。その際、ヘッドホンの処分に悩むという方も多いのではないでしょうか?
正しく処分するための情報をここでお伝えいたしますので、ぜひご参考ください。
目次
ヘッドホンの寿命について
基本的にヘッドホンは有線タイプが1~4年、無線タイプが2年程度となっています。しかし、扱い方によってはそれよりも早く使えなくなるという事もあります。逆に、丁寧な扱いを続けていれば平均寿命の倍以上扱えることもあります。現代ではどちらかというと無線タイプが主流となっています。
主な故障の原因
ここで、ヘッドホンの故障を引き起こしてしまう原因をご紹介致します。大多数の方は身に覚えがあるのではないでしょうか?実際の直接的な原因はこれだけではありませんが、7~8割以上はここでご紹介する内容が主なものとなっています。
有線ヘッドホンの主な故障原因
コードのねじれを放置したり、乱雑な扱いを続けることでコードが切れてしまう。
無線ヘッドホンの主な故障原因
バッテリーの劣化が進行し充電できなくなる。
有線、無線の両タイプに起こりうる主な故障原因
錆や湿気の影響でスピーカー部分のドライバーが劣化。
イヤホンジャックの劣化や破損で接続不良。
ワイヤレスの方が寿命が短い
ワイヤレスヘッドホンの寿命が短い主な原因としてあげられるのが、構造による違いです。有線の場合、コードの扱いに気を付けていれば非常に長く活用し続けることが出来ます。もちろん、スピーカー部分も定期的に掃除したりなどのメンテナンスは必要です。しかし、有線のほとんどの故障原因は断線によるものです。そこさえ気を付けていれば長く使えます。
ワイヤレスの場合はこうしたコードがない分、本体自体が精密機械となっています。そのため、丁寧に扱い続けなければいけません。どうしても充電と使用を繰り返していくと、劣化が進み様々な不具合が起こってきます。こうした点から、ワイヤレスヘッドホンの方が寿命が短いという結果となってしまいます。
小型家電リサイクル法の対象
ヘッドホンは、実は小型家電リサイクル法の対象となっています。「家電なの?」と驚く方もいるかもしれません。ヘッドホン自体が家電という訳ではなく、音響機器として分類されるアイテムとなります。そのため、ヘッドホンは小型家電リサイクル法の対象として扱われています。
自治体ごとの処分方法を確認
自治体によってヘッドホンの処分方法は異なります。リサイクルの対象品目ですので、ごみとしての処分は受け入れていないという自治体もあるかもしれません。しかし中には、不燃ごみなど一般のごみとしての扱いが可能な自治体もあります。そのため、事前に分別方法をしっかり確認しておくことが必要です。直接市役所やごみセンターなどに問い合わせてみると確実ですので、お時間のある際にでもぜひ一度聞いてみて下さい。
ヘッドホンの処分方法
「ヘッドホンは結局どうやって処分すればいいの?」、「ごみとして捨ててもいいの?」、「まだ使えるけど新しいものを買ったからお得に処分したい。」
こんなお悩みを解決できるよう、ここでヘッドホンの処分方法を6つご紹介致します。それぞれの内容をしっかり把握し、一番自分に合った方法で手放しましょう。
自治体にて処分
先ほどもお話ししましたが、自治体により処分方法は異なります。リサイクルアイテムとして回収する自治体、不燃ごみとして収集可能な自治体、電池ごみとしての処分になる自治体など、場所により分別内容は様々です。ほとんどの場合は不燃ごみとしての回収が可能です。中には燃えるごみとしての処分が可能という地域もあります。自身が住んでいる場所はどう分別するのか、何が正しいかをしっかり確認しておきましょう。
オーディオ買取業者に買い取ってもらう
ヘッドホンはオーディオ買取業者に依頼すれば買取を行ってくれます。しかし、有名メーカーやブランド品に限られますので注意してください。AKGやソニー、audio-technica等人気のあるものであれば多少古いタイプでもそれなりの価格で売れる場合があります。しかし、使用が出来ても見た目の劣化が激しければ買取不可となることもあります。出来る限り状態をきれいにし、不具合がないかどうかをしっかりチェックしておくことが大切です。
不用品回収業者に依頼
ヘッドホンのみの処分を考えているのであれば業者に依頼するより自分で処分した方がいいです。しかし、ヘッドホンだけではなく、大型のスピーカーなど音響機器をまとめて処分しようとしているのであれば、不用品回収業者に依頼することがオススメです。一気に処分する事が可能ですし、全て自宅まで引き取りに来てくれるので手間など一切なく引き渡すことが出来ます。費用は掛かりますが、早く全部捨てたいという方には一番適した方法となります。
リサイクルショップに引き取ってもらう
有名メーカーやブランドではないけれど、まだ使えるものであればリサイクルショップに引き取ってもらう事も可能です。数百円~数千円と買取価格に大きく差は出ますが、ただ捨てるのではなく少しでもお得に処分したいと考えるのであればぜひリサイクルショップに持ち込んでみましょう。ただし、使用に問題がないという絶対条件がありますので、何かしら不具合がある場合は買取不可となることがあります。中にはジャンク品の受付もしてくれるショップもありますので、事前に確認しておくことをオススメします。
ネットオークションに出品
少しでも高く売りたいという場合、ネットオークションに出品することで予想以上の価格で処分することが可能となります。写真を撮ったり説明文を記載したりするのが手間に感じてしまうかもしれません。しかし、出品、交渉、売買まで、全て自宅にいながら済ませることが出来るのもメリットの1つとなります。忙しくて時間がないという方にもオススメの方法となります。
知り合いに譲る
「まだ使えるけど売れるほどいいものではないし、売ったとしてもそこまでの金額にならないからどうしよう…でも捨てるのは勿体ない。」そんな方は周囲の方にぜひ譲りましょう。ヘッドホンは小さいものですので、あっても邪魔にはなりません。しかし、誰か必要な方がいれば忘れてしまう前に処分した方がいいです。小さいものだからこそ、どう処分しようかと悩んでいる間にスッカリ忘れてそのまま放置してしまうという場合もあります。折角使えるヘッドホンでも、そのままにしてしまうと劣化が進み使用できなくなるという事もありえます。そうなる前に、必要としている方にぜひ譲り渡してください。
まとめ
様々なシーンで活用できるヘッドホンだからこそ故障したり不具合が起きたりという事もたくさんありますね。そのたびに「あれ、ヘッドホンってどう捨てればいいんだっけ?」とならないよう、この記事の内容を把握しておき、正しい処分方法をきっちり覚えておきましょう。
- すぐ故障しないよう丁寧に扱う
- 壊れて使えないものは処分
- まだ使えるものは売ったり誰かに譲る
まずは上記の3点を把握しておきましょう。普段から気を付けておくことで、長くお気に入りを使うことが出来るようになります。少し意識を変えるだけで大きく寿命も変わります。処分方法を知るのも大切ですが、なるべく壊れないよう丁寧に扱う事を心掛けましょう。