ガラスは収納棚の扉や鏡、食器や工芸品など様々なジャンルで活用できる万能アイテムです。しかし、実はこのガラスは意外と処分に悩む方も多くいらっしゃいます。
「ガラスってどうやって捨てるの?」という基本的な部分や注意点をしっかり理解していきましょう。
目次
ガラスの処分方法
ガラスの処分方法は大きく分けて4つに分けられます。それぞれの特徴や処分方法を細かく見ていきましょう。自分の処分するガラスはどんなものなのかを明確にし、どの処分方法ならできるか、どれが出来ないかを確認して下さい。
不燃ごみとして処分する
処分方法で最も広く知られているのが、この不燃ごみとして処分する方法です。いつも通りの家庭ごみとして処分が出来ますし、特別何かの費用が別途で発生するという事もありません。しかし、不燃ごみの出し方やルールは自治体により異なりますので、処分前に一度問い合わせておくといいでしょう。また、ガラスはワレモノなので、包装するなど何かしらの対処をしなければいけない場合もあります。こういった細かな部分もしっかりと確認しておくと安心です。
大きい場合は粗大ごみで処分する
不燃ごみで出せるガラスにはサイズがあります。ルールに沿った処分が前提となりますので、サイズの大きなガラスに関しては、粗大ごみとしての処分が適切な方法になります。
例えば、ある自治体ではサイズの参考に18L缶をあげています。この大きさ以上のものになると粗大ごみとしての処分になります。このような分かりやすい目安がほかの自治体でもあるかもしれません。まずは事前に処分をしようとしているガラスの大きさを測っておき、自分が住んでいる自治体では粗大ごみに当てはまるのかよく調べて下さい。
不用品回収業者に依頼する
ガラスのサイズが大きく、自分で持ち運びが出来ないという場合もあります。そういった時は、自宅の玄関前まで回収に来てくれる不用品回収業者に依頼するとスムーズに手放すことが出来ます。最短で即日回収に来てくれるので、「早く捨てたい」と考えている方にとっては非常におすすめです。大きさや量により値段は変わりますので、まずは見積もりなどをお願いしてみましょう。なるべく多くの業者に見積もりをお願いし、金額や料金区分に不透明な部分がないかなど細かな部分までチェックし、見極めることが重要です。
大きなガラスを処分するには?
ガラスは、小さいものから大きいものまでそのサイズは幅広く存在しています。中には1mを超えるような大きなものなどもあります。先ほどもお話ししたように大きいものは粗大ゴミですが、小さくすることが出来れば費用をかけず不燃ごみとして処分することが出来ます。
出来ればお金をかけずに処分したい!という方のために、自分で小さくする方法を詳しくご紹介致します。
ハンマーなどを利用して自分で割る
一番簡単な方法は、そのガラスをハンマーなどでたたき割ることです。粉々とまではいきませんが、手っ取り早くかなり小さく割ることが出来ます。ですが、大きなガラスをそのままの状態で割るのはあまりにも危険です。ハンマーなどでたたき割る際は、ガムテープなどでガラスをぐるぐる巻きにし、袋に入れ安全を確保したのちに割るようにして下さい。ガムテープで破片が飛び散ることを防ぎますし、袋に入れておけば割ったときにその上からまた袋をかぶせる、もしくはそのまま空き箱に入れるだけで済むので、怪我をするリスクを最小限に抑えることが出来ます。
ガラスカッターで切断する
ガラスカッターを使用した切断方法もあります。ガラスを段ボールなどの上に置き、ゆっくりガラスカッターで傷をつけます。その傷に合わせてガラスを割っていくという方法です。ハンマーなどでたたき割るのとは違い、細かな破片が出ないことがメリットですが、ガラスに直接触れる方法になりますので、必ず厚手の軍手などをしてから作業をしてください。油断していると、思わぬ怪我をしてしまう可能性が高くなります。
ガラスを処分する上での注意点
基本的なガラスの処分方法、また、大きいものを自力で小さくする方法をご紹介致しました。次に、ガラスの処分にあたって注意すべきポイントのご説明を致します。
ガラスを小さくする際には怪我に注意する
先ほど説明したガラスの切断ですが、どちらの方法でも特に気を付けなければいけないのが怪我です。例えば小さな破片が飛び散ってしまうという事も十分あり得ます。手から滑って落として割ってしまうなんてこともありえかねます。実際、ガラスの処分をしている最中に大きなけがをしてしまったという話もありますので、特に気を付けるように心がけておいて下さい。
不燃ごみで出す際にはガラスが入っていると分かるようにする
最も気を付けなければいけないのは、収集員さんが「これにはガラスが入っている」と分かるようにすることです。ガラスはワレモノで、少しの衝撃でも割れて飛び散ってしまいます。ガラスが入っているという事が伝わらなければ、そのガラスが思わぬ怪我に繋がることもあり得ます。基本的にごみ収集は中に何が入っているかいちいち確認はしていません。明らかに不自然なもの以外はそのまま収集しています。そのため、ビニール袋を何重にもして捨てる場合、段ボールに入れて捨てる場合、どちらも必ず「ガラス処分」と書いて、一目で分かるよう目立たせておくようにして下さい。
まとめ
ガラスは様々なアイテムに活用されています。カラーやデザインも豊富で、見ているだけで癒される不思議な魅力があります。しかし、処分する際は細心の注意を払わなければいけません。とにかく何よりも怪我をしない、怪我をさせないことです。自分が怪我をしないという事ももちろん大切ですが、収集をする方が自分の出したごみのために怪我をしてしまうなんて事の無いようにしなければいけません。
正しい処分方法をよく理解し、安全に手放せるようにすることが肝心です。