FAXは一昔前までは必須アイテムの1つでもありましたが、ネットの普及により全盛期に比べその活用率は年々減少傾向にあります。使わなくなったFAXをそのまま家に置いているなんて方もいるのではないでしょうか。
「どう処分すればいいか分からない」、「捨て方を知らないからどうにもできない」という悩みを解決するため、この記事ではFAXの処分方法から注意点までを詳しくご紹介しています。
目次
FAXに付属のトナーやインクリボンは処分方法が異なる
FAXを処分する際はこの付属しているトナーやインクリボンを取り外す必要がありますが、それぞれ処分方法が異なりますので注意してください。まずトナーですがこれは一般ごみとしての処分が出来ませんので、回収ボックスやメーカーへの引き取り依頼などをしてください。インクリボンに関しては燃えるごみとしての処分が可能ですが、トナーと一緒の回収ボックスに入れることも可能ですので、頭に入れておいてください。
FAXの処分方法
具体的なFAXの処分方法についてここで詳しくご紹介致します。1つ1つの内容をしっかり把握し、自分に合った処分方法を選びましょう。
不燃ごみとして処分
小型のFAXであれば、そのまま自治体の不燃ごみとして処分することが出来ます。その際、先ほどもお話ししたようにインクリボンやトナーは必ず取り外すようにして下さい。また、不燃ごみとして処分する場合は、必ず住んでいる地域の分別ルールやごみの出し方などをしっかり守って捨てるようにしましょう。指定の袋がある場合や曜日の決まりなどが間違っていれば回収されずそのまま放置されてしまう事もあります。正しい処分方法を確認し、誤りがないよう気を付けて下さい。
粗大ごみとして処分
大型FAXを処分する際は、粗大ごみとしての処分が一般的でしょう。基本的には1辺の大きさが30cmから50cm以上であれば粗大ごみとしての処分が可能となります。事前に粗大ごみシールなどを購入し本体に貼り付けておき、回収依頼した日に玄関前などに出しておけばそのまま回収してくれます。もちろん自分で収集場所へ持ち込むことも可能ですので、事前に営業時間などをチェックしておくと安心です。回収依頼でも持ち込みでも、費用は数百円程度と安価で処分することが出来ます。多少の違いはありますが、そこまで大きな差は出ませんので、自分の都合のいい方を選択しましょう。
買い替え時に下取りに出す
新しいFAXを購入する際、その店舗に依頼することで古いFAXを下取り回収してくれる場合があります。購入と同時に処分が出来るのでスムーズな入れ替えが出来ますし、わざわざ処分先を見つけるという手間もなくなるので非常に効率的と言えます。しかし、どの店舗でも行っているわけではありません。また、下取り回収の費用や行うための条件なども異なりますので、購入前に必ず確認しておくようにしましょう。
知り合い・知人に譲る
もし知り合いや知人でFAXを欲しいという方がいれば譲るという方法もあります。今、コロナの影響でテレワークになった方が増え、どうしても仕事上FAXを使わなければいけない時、コンビニに行っているという方も少なくありません。頻度は少ないとはいえ、その都度コンビニまで行く手間などを考えると、家にあった方がやはり便利でしょう。
自分にとっては不要な物であっても、もしかしたらこうしたところで需要があるかもしれません。もしも周りの方でFAXが欲しいという方がいれば、綺麗な状態に整えてからぜひ譲りましょう。
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者は基本的にこちらの都合に合わせて回収日などを調整してくれますし、特殊なものでなければ基本は何でも引き取ってくれます。そのため、処分する最終手段として非常に有効でしょう。また、他にもいらない服がたくさんある、壊れた家具を処分したいなど、色々捨てたいものが大量にある場合も非常に便利に活用できます。費用が掛かる分、手間などは一切ありませんので、自分でどこかに持ち込む暇がないという方にもオススメの方法と言えます。
FAXを処分する上での注意点
FAXの処分をする際の注意点というのが2つあります。ごみとして処分する際、知り合いに譲るなどという処分パターンに関係なく、手放すときには必ずこの2つを特に気を付けておきましょう。
個人情報の消去漏れがないかチェック
本体に電話番号や名前などの情報が登録されている場合、必ず削除するようにしておきましょう。もしも悪意ある第三者が残されている情報を見つけてしまった場合、最悪それが犯罪などに使われるケースも少なくありません。自分の情報はもちろん、登録されている相手先の個人的な電話番号や会社の番号など、全て必ず削除するようにしましょう。自分だけでなく、その周囲の方々を守るためにも決して忘れないようにして下さい。
電話回線の解約を行う
使用しなくなった段階で回線の解約は真っ先に行うといいでしょう。もしも解約を忘れてしまうと、使っていない・もう処分してFAX本体がないという場合でも、無駄に電話代だけを払い続けなければいけなくなってしまいます。忘れないうちにこの手続きは必ず行ってください。もう使用しないという判断が出れば、その時にすかさず行った方がいいでしょう。後回しにするとうっかり忘れてしまうという事もあり得ます。処分する際は、解約が済んでいるかをチェックしてからにしましょう。
まとめ
意外と難しそうに思われがちなFAXの処分ですが、実はこんなに様々な方法があります。効率よく簡単に手放せられるようにこの記事を読んでしっかりと情報を整理しておきましょう。自分の都合などを考慮しながら見ると、ぴったりの処分方法を選択することが出来るようになります。
- 個人情報は必ず削除
- 契約解除を行う
- 大きさや状態などから最適な処分方法を選択する
必ず登録情報の削除と解約手続きは忘れず行うようにして下さい。今の時代はどこから個人情報が漏れるか分かりません。身の安全を守るためにも、こうした作業は徹底的に行うようにすると安心です。まずは情報の削除を行い、その後処分方法を検討する。必ずこの流れは守るようにしましょう。