エアコンの処分は、法律に則った方法で行う必要があります。個人に対する罰則などはありませんが、不法投棄などをすれば当然罪に問われます。本記事ではこれからエアコンを処分する方に向けて、最適な処分方法を見つけて頂けるよう7つのエアコン処分方法をご紹介致します。
目次
エアコンは家電リサイクル法の対象製品
2001年4月1日から家電リサイクル法が施行され対象となるエアコンは、ウインド形、セパレート形、床置き形の3つとなります。
ご自宅のエアコンはどれになるかまずは把握し、正しいタイプを知っておきましょう。
エアコンの処分方法
エアコンの処分についてご紹介致します。ご自分の状況に合う処分方法をチェックしてみて下さい。
新しいエアコンを購入する店に引き取ってもらう
室外機の取り外し、引き取りや運び出しなど、かなりの重労働な場面も全て任せることが出来るため、楽な処分方法と言えますし、安心感を持って依頼することが可能です。しかし、場合によっては有償になるケースや処分サービスは対象外になるという事もありますので、必ず事前に情報を入手しておくようにしましょう。
処分するエアコンを購入した店に引き取ってもらう
取り外しや搬入搬出の作業は別途工賃が発生するために想定外の出費となる事があります。購入したお店ごとに料金や、作業についての取り決めが異なるため、詳しく確認が必要になります。
流れとしては下記のようになります。
煩わしい手間などはあまり感じられませんので、時間もかからずスムーズに処分することが可能です。
- 1.販売店へ直接お電話もしくは店舗にてエアコンの処分を依頼する
- 2.エアコン販売店にて家電リサイクル券をもらう
- 3.エアコン販売店の担当スタッフもしくは業者が、エアコンの引き取りに来る
買取専門店を利用する
パソコンの処分と同じでリサイクルやリユース品として、エアコンも買取りして貰う事ができます。古いエアコンでも室外機などで使われる配線、配管の銅、銅線に価値があるため買取りして貰うことができます。「そうはいってもやっぱり古いから無理だよ」「年式も分からないからどうせ断られるでしょ?」という方もいるかもしれません。しかし、どんなものでも引き取ってくれますのでぜひ利用してみましょう。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者は、様々ないらないものを回収してくれるため、引っ越しや断捨離などで非常に便利な処分方法となります。しかし、気を付けなければいけない点があります。特に重要なのは、「一般廃棄物収集運搬業の許可、産業廃棄物収集運搬業の許可、古物商の許可」のいずれの許可証を持った回収業者であるか確認が必要です。こういった資格のない業者に依頼するという事は、違法な不用品回収となり加担した事になりかねませんので、必ず確認するようにして下さい。
市区町村に問い合わせる
適切な処分かどうかという不安を抱えたくないという方は最も安心できる自治体へまずは問い合わせしてみましょう。処分費用が掛かりますが一番安心で確実な方法と言えます。
指定取引場所に持ち込む
自治体の指定してある場所に自身で持ち込むことで処分してくれます。事前に費用はいくらかかるのか、持っていくための方法や手順、日時などをしっかりと聞いておきましょう。折角持って行ったのに営業していないなんてことがあれば二度手間になってしまいます。ご自身のスケジュールと合わせ、しっかり確認することが大切です。
知人に譲る、フリマアプリ等で販売する
まだ新しいエアコンや、比較的綺麗なエアコンであれば、処分や買取りに出すよりも、友人や知人などに譲って喜んで貰うのも一つの有意義な処分方法かもしれません。例えば引っ越し先に取り付けたいという場合は、新居に届ければスムーズに取り付けも行えます。近しい誰かが欲しいという場合、ぜひ譲り無駄なごみを出さないようにするのもオススメです。
エアコンを処分する上での注意点
改めてエアコンを処分する際の注意点をご紹介します。家電リサイクル法という法律に抵触する点や、知らなければ大きな不利益を被る点もあるのでしっかりとチェックしておきましょう。
- 「一般廃棄物収集運搬業の許可、産業廃棄物収集運搬業の許可、古物商の許可」のいずれの許可証を持った正規の回収業者に処分を依頼する。
- 違法な不用品回収業者や、無料を謳い後で撤去作業費用などを請求する悪質業者に注意しましょう。
- 費用負担について明確に、出来れば書面で出してもらったうえで依頼しましょう。(※後で高額費用請求や、身に覚えのない請求を防ぐため)
回収業者を見定める
トラブルを回避するためには、依頼しても問題が無い回収業者か見定める必要があります。いくつかチェックポイントをご紹介します。
- 街中をマイクで宣伝する回収業者
- 全て無料でやります!
- 何でも回収します!
このような謳い文句で宣伝する、回収業者には要注意です。このような派手で、インパクトのある宣伝をする業者の多くは無許可であったり、家庭ごみを回収する資格、許認可を持っていないケースが多くあります。また無料と言いつつ、依頼するとここからは有料、これは有料と依頼後に料金を請求するなどの悪質なケースが多く報告されています。
市区町村ごとのルールに則る
エアコンの処分や持ち込み、回収については市区町村ごとのルールに則って処分するようにして下さい。場所により手順や規則などは異なります。間違っても勝手な判断で、処分するようなことはしないように注意しましょう。
エアコンの取り外しについて
エアコンを取り外すのは、実際に作業経験のある方であればさほど難しくはありません。とはいえ、エアコンの型式、タイプや室外機を含め設置位置によっては男性二人がかりで作業しなければならないようなケースもあるため出来るだけプロの専門業者に依頼し、正しく安全に取り外しを行うようにして下さい。
まとめ
いかがでしたか?単純なようで知らないと大きな不利益を受けたり、悪質な回収業者に騙されて高額請求されるようなケースもあるため理解した上で回収業者の依頼、手配をするようにしましょう。