電動歯ブラシは歯の健康を意識する方なら誰しもが持っているのではないでしょうか。しかし、壊れてしまったり新しいものを購入した際に、どう処分すればいいのか悩んでしまう事もあるでしょう。
この記事では、「ごみとして捨てられるの?」、「何か特別な方法があるの?」という疑問に全てお答えいたします。
目次
小型家電リサイクル法の対象になる
電動歯ブラシは小型家電リサイクル対象品目となっていますので、回収を行い再利用することが出来ます。もちろんごみとしての処分も可能ですが、資源を有効に活用しごみを減らすことで、環境問題の改善等に繋がっていくため、積極的にリサイクル回収を行うようにしていきましょう。
電動歯ブラシの処分方法
電動歯ブラシは先ほどお話ししたように、リサイクル回収、もしくはごみとしての処分が可能です。その他にも様々な方法で手放すことが出来ますので、自分にピッタリの方法をぜひ選択してください。
回収ボックスを利用
小型家電リサイクル法の対象品目は、回収ボックスに入れることで処分が完了します。その後、然るべき機関へ運ばれ、そこで資源としてリサイクルされ、また新しいアイテムへと生まれ変わります。この回収ボックスは電動歯ブラシだけでなく、他の小型家電リサイクルの対象アイテムも処分することが出来るので、自宅から近場のボックス設置場所はいくつか把握しておくといいでしょう。費用も掛かりませんし煩わしい手間や手続きの必要なども一切ありません。そのため、環境に配慮しつつ楽に処分できるため一番オススメの方法となります。
不燃ごみとして処分
電動歯ブラシはそのまま不燃ごみとしての処分が可能となります。そこまでの大きさがあるものではないため、他の不燃ごみと一緒にごみ袋に出して収集場所へ出せばOKです。しかし、電池式のものなどは必ず電池を抜いてから処分を行ってください。そのままで処分してしまうと電池の液漏れなどから大きな事故などに繋がる恐れがあります。電池は取り外し、自治体による正しい分別方法を守って処分しましょう。電動歯ブラシ本体は、特に解体などせずそのまま不燃ごみとしての処分が出来ますので、簡単に手放すことが出来ます。
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者は費用が掛かる分、運び出しなどの手間が一切なく非常に便利です。しかし、安くても数千円、平均すれば1万円前後の料金が発生してしまうため、電動歯ブラシ1つだけの処分となるとかなり効率は悪いでしょう。例えば引っ越しや断捨離などで不要なものが大量に出た場合、1つ1つ分別するのが面倒という時にはとても助かります。「産業廃棄物」など特殊なものでない限りどんなものでも引き取ってくれるので、大量に処分したいものがある場合はぜひ一度問い合わせてみて下さい。
リサイクルショップに引き取ってもらう
まだまだ使えるならばリサイクルショップに持っていくという方法もあります。そこまでの高値は期待できませんが、状態や有名メーカーのものなどであれば1万円を超える値が付くこともあります。最も人気の高い超音波歯ブラシなどであれば、高額査定も望めるかもしれません。しかし、リサイクルショップに持っていく際、基本的には未使用品に限られますので注意してください。新品でも保存状態によって価格は大きく変動します。「今すぐに処分したいから安くてもいい」という場合は、一番理想的な処分方法と言えるでしょう。
フリマアプリに出品
フリマアプリでもリサイクルショップ同様に、あまり中古品の取引は頻繁ではありません。しかし、リサイクルショップよりもはるかに売れる率は高くなります。時間はかかりますので、直ぐにどうにかしたいという方にはオススメできませんが、なるべくいい値段で売りたいという方にはぴったりの処分方法でしょう。
その際、未使用の場合は保存状態、使用品の場合はどの程度の使用頻度でどのくらいの期間使ったか、今の状態はどうかなど細かく記載する必要があります。また、有名メーカーの人気アイテムであっても中古というだけで価値は下がりますので、出品の際は他のアイテムの販売価格を参考にしておきましょう。
欲しい人に譲る
もしも誰か欲しいという方がいれば、ぜひ譲りましょう。その際は、渡す前に必ずアイテムの状態などをしっかり説明してから渡すようにして下さい。また、全ての人が歯を磨くために活用するとは限りません。電動歯ブラシは細かな部分の掃除にも非常に適したアイテムです。そのため、中にはこういった用途でほしいという方もいるでしょう。リサイクルショップなどで売れなくても、意外と身近に求めている方がいるかもしれません。まずは友人、会社の同僚、近所に住んでいる方に聞いて、「こんな電動ブラシなんだけどどう?」と軽く聞いてみましょう。簡単に取引相手を見つけることが出来るかもしれません。
電動歯ブラシを処分する上での注意点
電動歯ブラシを処分するうえで特に注意すべき点をご紹介致します。
バッテリーは必ず抜いておく
電動歯ブラシは必ずバッテリーを抜いておきましょう。先ほど「電池は抜いておく」というお話をしましたが、バッテリーも十分注意しなければいけません。思わぬ事故や発火の原因にもなるため特に気を付けてください。
バッテリーのみでも回収ボックスなどに入れるなどして処分可能なので、使わなくなったその時に忘れずバッテリーは外しておきましょう。特に夏場など気温が高い際には特に注意が必要です。もしかしたらごみ回収の際に怪我をしてしまう場合もあるかもしれません。危険を回避できるよう、正しい処分を心掛けて下さい。
まとめ
電動歯ブラシは処分する際、まずその状態などをしっかり確認することが大切です。値段は付きにくいという難点はありますが、稼働品であれば売ることもできます。
- 新品か中古品か?
- 保存状態は?
- 付属品は?
- 使用頻度や年数は?
などなど、こうした内容などはしっかり把握しておきましょう。また、売ることが出来ずに処分しなければいけない場合もあるでしょう。その場合、ごみとしての処分ももちろん可能ですが、ごみを減らし地球環境を守るという点からも、ぜひ回収ボックスを利用しリサイクルとしての活用をしていきましょう。