電動ベッドは介護を必要としている方には必須のアイテムとなるでしょう。また、身体が重い、何となく動きにくいという方にとってもかなり重宝するものとなります。しかし、「故障して処分しなければいけない」、「家庭環境の変化により手放す必要がある」という場合、大きさや重量がかなりあるためその処分方法に困っているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、電動ベッドの処分、また処分する際の注意点などを詳しくご紹介致します。
目次
電動ベッドを処分する際は解体が必要
電動ベッドをごみとして処分する際は、基本的にそのままの状態で処分することが出来ませんので注意してください。
その理由の一つとして上げられるのが、重量がありすぎるためです。電動ベッドはそのままの状態では大人の男性が2~3人でやっと持ち運べるかどうかというほどの重さがあります。そのため、解体して運びやすくしておかなければ処分を断られてしまう事もあるでしょう。まず処分する際は必ず解体しておくという事を頭に入れておいてください。
電動ベッドの処分方法
では、ここで電動ベッドの正しい処分方法を6つご紹介致します。ごみとして処分するほかにも様々な手放し方がありますので、内容をよく確認し、一番自分に合った最適な方法を選びましょう。
フリマアプリに出品する
フリマアプリでは、介護用品や電動ベッドなども多く取り扱われています。しかし、こうした大型家具は重さや大きさがかなりあるので送料も非常に高額となるでしょう。そのため、出品する際はこうした部分の費用なども加味して設定を行う必要があります。少しでも得になるように設定すれば高額になりすぎて売れにくくなりますし、逆に安くすれば早目に処分は出来ますが費用面でマイナスになります。こうした部分をよく考え、丁度いい価格帯を見極める必要があるでしょう。
自治体に回収を依頼する
先ほどお話ししたように、自治体に回収依頼をする際は必ず解体をしてから行うようにして下さい。問い合わせの際などに注意事項として言われる場合もあるでしょう。もしも解体せずそのままの状態であれば、場所によってはそのまま回収されずに残されてしまう事もあります。こうした作業は非常に手間にはなりますが、正しい処分を行うためにしっかりとルールは守り、決められた処分方法に従うようにしましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、面倒な解体作業なども全てお任せすることが出来るので非常に楽に処分することが出来ます。持ち運びやトラックへの積み込みなど、労働などの負担は一切ありません。また、ついでに他の不用品の回収も行ってくれるため、一気に部屋の片づけをすることが出来るでしょう。都合のいい時間や曜日に来てくれるため、タイミング次第では連絡したその日の内に回収してくれるという事もあります。一度問い合わせを行い、処分する品物に対しての見積もりを出してもらうといいでしょう。
分解して粗大ごみとして処分する
分解して粗大ごみとして処分することが出来ます。費用は数百円程度ですので、ごみの処分方法としては一番確実で楽な方法となるでしょう。その際も必ず分解はするようにして下さい。また、粗大ごみとして自分で持ち込む際は、収集センターなどの営業時間や受付可能な曜日などをしっかり確認しておきましょう。基本的にはカレンダー通りの営業になりますが、極稀にイレギュラーの臨時休業日などもある場合があります。そうなると、再度持ち帰り、また運ばなければいけないので大きな手間になるでしょう。必ず事前に確認し、確実に処分できる日をチェックして持ち込むようにして下さい。
介護施設等に寄付する
電動ベッドは介護施設などに寄付することが出来ます。しかし、中古品のためどんな施設でも受け入れてくれるという訳ではありません。まずはお住いの市役所などに問い合わせを行い、電動ベッドを寄付したいという意思を伝えて下さい。その上で、適切な寄付の方法や注意点などを教えてくれます。直接お世話になっている施設などに連絡するのも手ですが、個人的な寄付などは断るという方針を取っている施設もありますので、まずは市役所や福祉センターなどに問い合わせを行った方がスムーズでしょう。
購入した店に引き取ってもらう
電動ベッドを購入したお店に引き取りをお願いすることが出来ます。ですが、これはどんなお店でも行っているわけではありません。また、介護用電動ベッドは中古の需要などがあまりないため基本的に引き取り先は少なくなるでしょう。また、多くの場合は有償での引き取りになります。無償での引き取りももちろんありますが、様々な条件がある場合が多いため、必ず事前に確認しておくようにして下さい。
電動ベッドを処分する上での注意点
次に、電動ベッド処分時の注意点についてご紹介致します。しっかり内容を把握しておくことで、いざ処分するという時に困る事を減らせるでしょう。
粗大ごみや自治体に依頼する場合は解体しておく
先ほどもお話ししましたが、粗大ごみとしての処分、自治体での処分をする際は、必ず解体することを忘れないようにして下さい。解体する際は怪我などに気を付けて行うようにしましょう。バラバラに解体してもその1つ1つは重さもある非常にしっかりとしたパーツです。少しでも気を緩めれば大きな怪我に繋がってしまうため、解体終了まで気を引き締めて行うようにして下さい。
衛生面などから中古品は売れにくい
電動ベッドは中古品での需要があまりありません。衛生面で気になるという方も多くいるという点や、介護保険を利用することで格安でレンタルする事が可能という点があります。そのため、基本的に電動ベッドは中古品の需要があまり高くありません。もちろん中古でもいいから欲しいという方もいますが、そこまで多くはないでしょう。そのため、効率的に売ることも出来ずに困っているという方もいるのではないでしょうか。中古として売ることにこだわらず、思い切ってごみとして処分する、寄付して本当に必要な方に活用してもらうという方法をぜひ検討してみて下さい。
まとめ
電動ベッドはその便利さの半面、処分するためには少し手間がかかってしまいます。しかし、大きく重量のある電動ベッドですから、こうした手間を正しく行う事で適切な処分が可能となります。
ごみとして処分する方法、寄付する方法、不用品回収業者に依頼する方法など、実に様々な処分方法がある電動ベッド。その中で自分が一番やりやすいのはどれかをしっかり明確にしておくことで、いざという時に困らずスムーズに手放すことが出来るでしょう。