コンクリートブロックはガーデニングや今話題のDIYなどに活用でき、簡単に手に入れられることからも高い人気を誇っています。ですが、不要になった際の処分方法まで知っているという方は少ないのが現状です。
手放す際の方法、注意点などを知り、正しく処分が出来るようにしておきましょう。
目次
コンクリートブロックはごみとして処分することが出来ない
コンクリートブロックは一般ごみとしての処分が出来ず、「産業廃棄物」と言う種類になるため、ごみとしての処分ではなく、適切な方法で手放す必要があります。
燃えるゴミや不燃ごみ、粗大ごみとして回収することは不可能ですので、この点は特に頭に入れておいて下さい。非常にレアケースですが、地域によっては回収を受け付けてくれるところもありますが、基本的には出来ないと思っておくようにして下さい。
コンクリートブロックの処分方法
「普通のごみとして出せないなら捨てられないの?」と不安に思う方も多いと思います。そんな悩みを解消するために、正しい処分方法を4つご紹介します。『どこに連絡すればいいの?お金はいくらくらいかかるの?』という不安を全て解消し、適切な処分を行えるようにして下さい。
購入した店に問い合わせる
まず、購入したホームセンターなどに問い合わせてみると、回収を行ってくれることがあります。どこのお店でも受け付けてくれるというわけではないため、まずは持ち込む前に電話などで確認を取るようにして下さい。コンクリートブロックは1つだけでも結構な重さがあり、運ぶだけでも一苦労ですが、基本的には無料で引き取りをしてくれるためとても助かります。中には有料のお店もありますので、費用面などは必ず問い合わせの際に確認するようにしていて下さい。
不用品回収業者に依頼する
近場のホームセンターでは引き取ってくれない場合、不用品回収業者に依頼するという方法があります。「コンクリートブロックは重くて自分で運べない」「。古くて劣化していてもう使い道がない」そういったものでも回収してくれるため非常に助かります。
依頼する際、値段が低すぎる業者には注意が必要です。多くの依頼を受けるために安い価格帯で行い、悪質な業者はそのまま不法投棄するといったこともあります。こうした値段設定は大きな判断材料にもなりますので、色々な業者をよく比較してみて下さい。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップでも買い取ってもらうことが出来ます。洋服や家具、家電に比べ数は少なくなりますが、リサイクルショップの中には建材を扱っているところもあります。コンクリートブロックを受け付けてくれるお店のレア度は非常に高いですが、ネットなどで検索すればどこの店舗で扱っているかすぐ見つけられます。近場にあるか、行ける範囲内のお店はどこか確認し持ち込んでみて下さい。劣化がひどい場合は断られてしまうかもしれませんが、査定基準はお店によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
欲しい人に譲る
コンクリートブロックは、実は結構多くの方に需要があります。フリマアプリで出品するもよし、知人や友人に聞くもよし、地元内での取引が出来るジモティなどに登録するもよし、様々な方法で誰かに譲り渡すことが出来ます。もちろん活用方法は様々ありますので、園芸やDIYはもちろん、バーベキュー用の台としての活用などもできます。自分が不要になった際には、こうして役立たせてくれる誰かにぜひ譲りることをオススメします。まずは誰か欲しい人がいないか確認し、処分方法はその後に決めるようにして下さい
コンクリートブロックを処分する上での注意点
色々な方向から処分することが出来ますが、一般ごみとは違った方法が主になります。産業廃棄物としての扱いをよく心掛け、適切な処分が必要です。特に気を付けるべき2つのポイントをご紹介致します。
回収業者を見定める
不用品回収業者は、どんな業者でもいいという訳ではないため注意してください。中でも重要なのが、業者側に最低でも「古物商許可証」があるかどうかを必ずチェックをするようにして下さい。悪質な業者はこうした資格などがないにもかかわらず、平均以上の高額な請求を行い回収作業をすることがあります。こうした失敗談は多くあるため、必ず資格があるか、信じられる業者かどうかをしっかり判断できるようにしておいて下さい。
不法投棄しない
一番やってはいけないのが不法投棄です。もちろんご存じかとは思いますが、不法投棄は犯罪です。「ばれないからいいや」、「処分するのが面倒だからいいや」という安易な考えで行った結果、重い罰則が科せられることになります。コンクリートブロックは上記のように手放す方法はいくつもあります。後ろめたさを抱えないよう正しく処分を行ってください。
まとめ
- 「産業廃棄物」のため普通の処分できない
- 業者に依頼するときは「産業廃棄物運搬許可証」も所持しているか必ず確認
- リサイクル店は建材の取り扱いがあるか確認
- まずは一度周りの人に聞いてみる
- 不法投棄は言語道断
この5つのポイントを特に注意しましょう。正しく処分を行えば、まだまだ活用も出来るかもしれませんし、不要なごみを減らすことにも繋がります。「手間がかかるからその辺に捨ててしまおう」なんて事は考えず、適切に対処して下さい。正しい行いを心掛けることが何より大切です。