カメラを趣味で始めた方もいれば、家族の思い出を残すために入手したという方もいるでしょう。しかし、壊れて新しく買い換える時やもう不要になったという場合、どう処分すればいいか困ってしまう方も多くいます。
正しい処分の仕方は一体どんな方法なのか、何に注意するべきかをしっかり学びましょう。
目次
家電リサイクル法の対象外
カメラは家電リサイクル法の対象にはなっていません。しかし、小型家電リサイクル法という法律の対象品目になっていますので、状態により処分方法を検討してみましょう。家電リサイクル法とは違いリサイクル料などもかかりませんし、基本的に持ち運びが可能なものなので運搬費用なども必要ありません。場合によっては一般ごみとして処分する事もできます。上記の処分方法もありますが、まずはリサイクル品として処分することを意識しておきましょう。ただ単に捨てるのではなく、地球環境などを考慮し、ごみとしてではなく資源として手放せるようにしておくことが大切です。
自治体ごとの処分方法を確認しておく
カメラは自治体により処分方法が異なります。住んでいる地域では、カメラはどう処分すべきかをしっかりと把握しておくことが大切です。また、デジタルカメラとフィルムカメラとで扱いが変わってくる場合が多くありますので、自分が処分しようとしているカメラがどのタイプなのかを把握しておくことが大切です。正しい処分方法を知り、誤った手放し方をしないよう注意してください。
カメラの処分方法
カメラの処分方法の具体的な内容をここでご紹介させていただきます。1つずつ詳細をお伝えしていきますので、ぜひ処分を検討しているカメラがあれば参考にしてください。
自治体にて処分を依頼
先ほども少しお話しした通り、カメラは一般ごみとして処分することが可能です。その際は必ず事前にお住いの自治体に処分の方法を聞きましょう。燃えないごみとして処分することが出来ますが、物によっては粗大ごみとしての処分が正しい方法となる場合もあります。
また、自治体にリサイクルをお願いするという方法もあります。この場合、地域によっては無料・有料と費用面でも異なりますので、必ず事前に確認しておきましょう。
買い替え時に下取りしてもらう
下取りの場合、店舗によっては価格が一律で決められているというところもあるでしょう。もちろん、必要最低限の条件として新しいカメラを購入するという事があります。その他にも、様々な条件やルールなどがありますので、購入前に店舗のこうした下取りサービスについて調べておくといいでしょう。条件などをしっかり比較し、一番自分に合ったお店に行くことをオススメします。
カメラ専門買取業者に買い取ってもらう
カメラの処分を行う際は、専門業者に買取を依頼するという方法もあります。基本的には全国対応で、出張査定、ネット査定など、様々な方法でカメラの価値を調べてもらう事が可能です。専門業者であれば、細かな部分まで詳しく調べてくれます。上手くいけば予想以上の価値にもなり得ます。古いからとダメもとで査定を依頼すると、実は年代物のヴィンテージカメラだったという事例もあります。自分が処分しようと思っているカメラの本当の価値が少しでも気になったら、こうした専門業者に依頼し、その価値を知ってから処分の方法を決めるのもいいかもしれません。
不用品回収業者に依頼
三脚やストロボ、ライトバッグなど、様々な付属品などを合わせて全て処分をしたいという場合、不用品回収業者に引き取ってもらうといいでしょう。壊れて使えないカメラでもそのまま回収をお願いすることが出来ます。本体以外の回りの付属品や機材など、多くのものを処分したいという場合は、費用は少しかかりますが不用品回収業者に依頼しまとめて引き取ってもらうという方法が一番楽で簡単な手放し方となるでしょう。
リサイクルショップに引き取ってもらう
カメラは中古でも需要のあるアイテムです。古いから売れないと諦めず、リサイクルショップに持ち込んでみましょう。まだまだ使用が出来るものであればその分価格にもいい影響が出ますし、状態などが良ければそれだけで高値が付く場合もあるでしょう。もちろん、全てのカメラがいいお値段で買い取りをしてもらえるという訳ではありません。上記より、ごみとして処分するよりも、少しでもお金に換えることが出来るようであれば、ぜひ試したくなる方法ですよね。
フリマアプリを活用
フリマアプリではこうしたカメラの需要が増加傾向にあります。新しく趣味を始めたいけれど、始めから本格的なものを揃えるのは不安があるという方、カメラが好きだけど高いから中々新品には手が出せないという方達に特に高い人気があるのがこのフリマアプリです。リサイクルショップなどと違い、実際に使用した方の出品なので、気になる部分などは何でも質問することが可能です。そのため、買い手の方は安心して商品を購入することが出来ます。処分するのに少し時間がかかる方法にはなりますが、一度試してみるといいでしょう。
カメラを処分する上での注意点
手放す前に特に気を付けるべき注意点がありますので、しっかり把握しておくようにしましょう。
電池は取り外しておく
電池が内蔵されているデジタルカメラなどは、必ず処分前に取り外しておいてください。電池は電池としての分別で処分することになりますので、一緒にまとめて捨てるという事は出来ません。その電池がなければカメラが動かないといったものの場合、リサイクルショップやフリマアプリで売るときには必ず必要ですので、捨てないように注意しましょう。
本体メモリからデータが消去されているか確認する
メモリにデータが保存されている場合、もしかしたらそこから個人情報などが悪用されてしまうというケースもあります。そのため、処分する際は必ず全て完璧に消去してから手放すようにして下さい。しかし、注意すべきなのは一度データを消したからといって安心してはいけないという点です。悪質な場合、不正なソフトなどでデータ復元を行う方もいます。
- 全データを消去する
- 全く関係ない画像(山や海、川など何も特定が出来ないようなもの)をデータ容量いっぱいに撮影する
- もう一度データを初期化
このように、念には念を入れ徹底してプライバシーを守るようにしておきましょう。データ復元を行う場合、基本的に削除した中で一番新しいものが復元されます。上記のやり方をしておくと、復元されても関係ない画像ばかりが出てくるので個人情報の心配はないでしょう。
まとめ
カメラは粗大ごみや不燃ごみとしての処分が可能となります。また、状況によっては売りに出したりすることも可能です。思い入れのあるカメラなどは、最後までしっかりと扱ってあげたいですよね。無責任にポイっと捨てるのではなく、最後までルールに従って正しい処分を行えるようにしましょう。
「終わりよければすべてよし」という言葉のように、これまでたくさんの思い出や素敵な景色を収めてくれたカメラだからこそ、感謝の気持ちを持って手放せるようしっかりと情報を収集しておきましょう。