圧力鍋は様々な料理を時短で美味しく作るためには欠かせないアイテムです。しかし、「買ったけど圧力が怖くて全然活用できない」「調子悪いから新しく買い替えたい」という方も多くいらっしゃいます。
そんな圧力鍋はどう処分すればいいかなどという疑問を解消するため、この記事で処分方法を詳しく解説していきます。
目次
電気圧力鍋は小型家電リサイクル法の対象
まず電気圧力鍋の場合、「小型家電リサイクル法」という法律の対象品目となっています。そのため、ごみとして捨てるのではなく、ぜひリサイクル品としての手放し方を検討してください。資源として再利用することで新しく生まれ変わることが出来、処分されるごみの削減にも繋がります。
圧力鍋の処分方法
圧力鍋の処分は実に様々な方法で行うことが出来ます。ここで、1つ1つを詳しくご紹介致しますのでぜひご参考ください。
小型家電リサイクル法に従ってリサイクル処分
先ほどお話ししたように、電気圧力鍋は小型家電リサイクル法での処分が可能です。自治体により処分方法は異なりますが、基本的には回収ボックスに投函しての処分となります。この回収ボックスは、市役所や病院などの施設はもちろん、ショッピングモールや家電量販店など、様々な場所に設置されています。場所を知りたい場合、ネットなどで検索すればすぐに見つけることが可能ですのでぜひ探しててみて下さい。
また、料金や複雑な手続きなどは一切必要ありません。その場所へ持っていき、ボックスに入れるだけで終わりですので、リサイクル可能な対象品目はこの処分方法を第一に実践して下さい。
自治体のルールの則り処分
ごみとしての処分を行う時、住んでいる自治体のルールに則って正しく処分を行う必要があります。それぞれの方法を詳しくご紹介致しますので、適切な方法で手放せるようにしましょう。
不燃ごみとして処分する
不燃ごみとして処分する場合、決められた曜日、時間を厳守するようにして下さい。違う日に収集場へ出してしまうとそのまま放置されてしまいます。自治体によっては不燃ごみは2週間に1回程度が収集日となっているため、日にちがずれてしまうとかなり長い期間そのままという状態になってしまいます。ゴミ捨て場に置かれたままだと他の人の迷惑にもなりますし、「ごみの日じゃなくても捨てていいんだ」と勘違いをして他の方もそのままそこに放置する事もあり得ます。そのため、必ず決まった日にちに出す、回収されなかったものは一度持ち帰るという事を心掛けておいてください。
粗大ごみとして処分する
大きいタイプの圧力鍋は粗大ごみとしての処分になりますが、その際も必ずルールに沿った方法で処分してください。回収依頼を行う場合、回収日の当日に出しておくのが一般的ですが、中には数日前から出しっぱなしにする方もいます。これは非常に迷惑な行為となるので厳禁です。マンションやアパートの場合、ゴミステーションは共有の場所です。そこに何日もごみが放置されているのはあまりいい気持ちはしませんので必ず当日の朝に行うようにして下さい。
フリマアプリで売る
圧力鍋はフリマアプリでの需要が高く、劣化もなくきれいな状態のものであればそこそこの金額で取引することが出来ます。コロナの影響で自宅にいる時間が増えたため、こうした圧力鍋を活用して様々な料理に挑戦する方が増えてきました。そのため、「中古でもいいからほしい」という方が増加し、今まで以上に人気のアイテムになってきています。出品の際、しっかり写真撮影を行いどんなアイテムなのかを分かりやすくすることが大切です。顔の見えない取引ですので、1つ1つの作業を丁寧に行うようにしましょう。
知人や友人に譲る
誰か周りの友人や知人で圧力鍋が欲しいという方がいればぜひ譲りましょう。フリマアプリのように写真を撮ったり出品したりという手間もなく、そのまま渡すことで取引が完了するためかなり楽に処分することが出来ます。『まだ使えるからごみとして捨てるのは勿体ない。』、『フリマアプリはやったことないから分からない。』、『どうにかして手元からなくしたい。』そんな方にオススメの方法となります。
不用品回収業者に依頼する
圧力鍋以外にも、不要なお鍋やフライパン、食器などが大量にある場合、その1つ1つを自力で処分するのは非常に大変です。こういった場合に便利なのが不用品回収業者になります。全てをまとめて引き取ってくれるため、分別の手間もなくなり楽に手放すことが出来ます。
また、食器など以外にも不要な洋服や家具、雑貨など、いらないものはどんなものでも引き取ってくれるというのも大きな魅力になります。引っ越しや断捨離でいらないものが大量に出てきた場合、かなり効率よく処分することが出来ます。まずは見積もりなどを依頼し、トータルでいくらくらいかかるのかをしっかり確認してから依頼すると安心です。
圧力鍋を処分する上での注意点
圧力鍋の処分を行う際の注意点をここで紹介致します。しっかり内容を把握し、意識するように心がけておきましょう。
大きさや素材によって廃棄方法は異なる
圧力鍋は素材や大きさが様々あり、その種類によって正しい処分方法は異なります。そのため、処分前にその圧力鍋の大きさはどのくらいなのか?素材は何なのか?ということをよく把握しておく必要があります。自治体の規定サイズ以上であれば粗大ごみ、小さいものなら不燃ごみに分けられますし、素材によっても正しい分別を行わなければいけません。そのためにも住んでいる場所のゴミ出しルールはしっかり覚えておくようにして下さい。
売る場合は綺麗に洗ってから売る
フリマアプリに売る際はもちろんの事、誰かに譲渡する場合も必ずきれいな状態にしてから渡すようにして下さい。料理に使うものですので、衛生面はばっちりにしておきましょう。可能な限り焦げ付きなども落としておくようにして下さい。匂いがある場合は消臭も忘れずに行いましょう。
まとめ
圧力鍋は便利な反面、慣れていない方は「圧力のあの瞬間が怖くて使えない…」となってしまう事もあるかもしれません。折角あるのにそのままタンスの肥しになってしまっては勿体ないですね。そのまま放置してしまうのであれば思い切って手放してしまいましょう。
- リサイクル品として回収
- 必要な誰かに渡す
- ごみとして処分
大きく分ければ処分の仕方は3つのパターンとなります。自分の都合、圧力鍋の状態などから判断し、正しく最適な方法で処分しましょう。