不用品を強引に回収したり、不当な請求をしたりする不用品回収詐欺業者。
被害を避けたくても、どのような業者が詐欺をする業者なのか見分けられないと避けようがありません。
この記事では不用品回収詐欺を回避すべき理由と悪質な手口、詐欺業者の特徴を紹介しています。
不用品回収詐欺を絶対に回避すべき理由
不用品回収詐欺を絶対に回避すべき理由を3つ紹介します。
そもそも不用品回収詐欺の被害にあう人は、業者の危険性を把握していないことが多いです。
事前に不用品回収業者の怖さを知っておき、依頼の際には注意して業者を選ぶようにしましょう。
金銭的な被害に遭う
不用品回収詐欺は、依頼されてもいないのに不用品を引き取ったり、不当に価値のある品を安く買い叩いたりします。
結果的に、金銭的な被害にあう可能性が高いでしょう。
例えば、引き取りを依頼する予定ではない品を持って行かれてしまい、買い直ししなければならなくなるかもしれません。
また、本来であれば高価な品を安く売ってしまい後悔するリスクがあるでしょう。
不法投棄の責任を負わされる
不用品を適切な方法で処分しないと、不法投棄という違法行為になります。
仮に不用品回収業者が不法投棄したとしても、依頼者であるあなたが責任を負わされるリスクがあるので注意しましょう。
実際に不法投棄した業者が捕まった際に、依頼人に警察から連絡が来た事例があります。
恫喝や恐喝の危険がある
不用品回収詐欺をしている業者は、自分たちの利益のためなら、相手を恫喝したり、恐喝することもあります。
不当な料金を請求して支払いを拒むと脅されたり、売りたくない品を手放してしまうかもしれません。
特に不用品回収業者は、女性や高齢者など弱い立場の人を狙ってくることが多く、金銭的被害だけでなく心に傷を負ってしまうかもしれません。
不用品回収詐欺の悪質な手口
不用品回収詐欺をする業者の手口を解説します。
事前に手口を知っておけば、悪質な不用品回収業者に出会ったときに「おかしいぞ」とすぐに気づけるはずです。
何度も自宅に訪問してくる
まず不用品回収詐欺業者は、何度も自宅に直接訪問してきます。
1度目に住んでいる人の性別は年齢層、不用品があるかをチェックし、不用品がある場合は何度も訪問して強引に回収契約を結ばせる手口です。
何回も訪問してくる時点で迷惑ですし、何度も強引に勧誘されてついつい折れてしまう人もいます。
基本的に自宅に直接回収を申し出てくるような業者は悪質なことが多いので、勧誘されても断った方が良いでしょう。
見積もりよりも高額の費用を請求
悪質な不用品回収業者は、見積もりはかなり安く出して、いざ作業が終わった時点で高額請求するのも特徴です。
見積もりと違う金額を提示する場合は、事前に依頼主に合意を取る必要があります。
しかし、高額の金額を提示すると契約を拒否される恐れがあるので、黙って作業して後出しで高額を請求するのです。
見積もりが1万円でも、急に料金が10万円に跳ね上がるケースもあります。
費用の支払いを拒むと恫喝・脅迫する
見積もりと違う金額を提示されて、依頼主が支払いを拒否するトラブルもよく発生します。
その場合、不用品回収業者は依頼主を脅して支払うように促したり、ひどいときは怒鳴って相手を萎縮させることもあります。
過去には、支払いを拒否した依頼主に対して「今回収した不用品を、庭にばら撒くぞ」と脅した業者もいるようです。
恫喝して金品を奪うことは恐喝にあたり、完全な違法行為なのですが、悪質な不用品回収業者は平気でそのような悪質な手口を使います。
領収書類等の提出を拒否
悪質な不用品回収業者は違法行為している自覚があるため、証拠を残すことを極端に嫌います。
ひどいときは見積書も出しませんし、契約書も締結しないケースがあります。
また、領収書をくれといっても頑なに「出せない」と回答して逃げる場合が多いです。
書類が残っていると、後から消費者相談センターなどに通報されて、クーリングオフや契約無効になる可能性があるからです。
依頼しても書類を出さないと頑なな態度を取る業者は、悪質な業者の可能性があるので依頼しないようにしましょう。
不法投棄
不用品回収業者は不用品を回収する資格や届出をしなければなりませんが、悪質な不用品回収業者は届出をしていません。
廃品回収業を始めるのに必ず必要な資格である「一般廃棄物収集運搬業の許可」を取らず、無許可営業している「モグリ」の業者が多いです。
許可なく不用品回収をしていると、適切に不用品の処理ができないため、業者は回収した不用品をリサイクルショップに転売します。
転売したうえで売れ残った不用品については、山林に不法投棄するケースが多いです。
結果的に、不法投棄されたゴミは環境を破壊しますし、最悪の場合は警察に見つかって依頼主まで責任を追及されることがあります。
不用品回収業者には許可が必要であり、その許可がない業者に依頼すると不法投棄の責任の一端を負わされるリスクがあると知っておきましょう。
依頼していない品を強引に回収
真っ当な不用品回収業者は、依頼された不用品だけを回収するものですが、悪質な業者は依頼もされていない品を強引に回収します。
なかには、高く売れそうな不用品を回収の際に黙って盗み出すような業者もいるので注意してください。
依頼主が後から必要な家具や家電がなくなっていることに気づき、業者に連絡しても「知らない」と言い張ったり、連絡を無視したりします。
これは回収ではなく盗難に当たるので完全なる犯罪行為ですが、気付くのが遅れて泣き寝入りする人も多い悪質なケースです。
押し買い
不用品回収業者の中には、押し買いをする業者もいます。
押し買いとは、ブランドバッグや着物などの高価なものを言葉巧みに売らせる手法です。
不用品回収業者は安くブランドバッグや着物を買い取って転売し、自分の利益にしてしまいます。
しつこく何度も訪問して高値のものを売らせたり、時には脅し同然の方法で買取を強要する場合もあります。
依頼主が後から返却を要請しても応じなかったり、引き取った額よりも高値をつけて売ろうとするので、取り返せなくなってしまうケースが多いです。
不用品回収詐欺業者の特徴
ここまで不用品回収詐欺を行う業者の特徴を紹介しました。
詐欺業者に引っかからないためには、特徴をしっかり把握して優良な業者を選ぶしかありません。
しかし、初めて不用品回収業者を使う方は詐欺業者の特徴がわからないでしょう。
以下の特徴がある業者は詐欺を働く可能性があるので、使わないようにしてください。
無料回収・格安回収を謳っている
不用品回収詐欺を行う会社は、無料回収や格安回収を売りにしています。
郵便受けに無料・格安回収のチラシを配って集客したり、自宅訪問して「無料で引き取ります」と声をかけるケースが多いです。
基本的に不用品回収業者に引き取りを依頼した時の相場は、1点3,000円からが相場です。
まとめて不用品回収を依頼する場合は、軽トラック積み放題プランで2万円程度はかかります。
あまりに料金が安い業者は詐欺業者の可能性があるので、避けた方が良いでしょう。
怪しいチラシを配る/軽トラックで街を走りながら回収している
郵便受けに所在地を記載していないチラシを入れたり、軽トラックで「不用品回収します」と放送しながら走っている業者も、詐欺の可能性があります。
優良な業者は所在地を公開して、連絡先も固定電話を引いていることが多いです。
反対に詐欺業者は万が一事件になったときに捜査が入らないように、住所を公開しません。
所在地不明の不用品回収業者は基本的に詐欺が多いので、利用しないようにしましょう。
HPがない/HPに認可の記載がない
不用品回収業者の多くが、ホームページをしっかり作って集客しています。
しかし、詐欺業者はホームページがなかったり、ホームページがあっても作りがあらく、認可や届出番号を記載していません。
チラシを見て不用品回収を依頼するときはまず、ホームページの有無を調べましょう。
またホームページがある場合は、料金プランや許可・届出番号が記載してあるかチェックしてください。
ホームページがない場合や、届出番号について記載がない場合は依頼するのをやめてください。
見積もりしない/見積書を出さない
詐欺業者は見積もりをしなかったり、見積書を出してくれないことが多いです。
見積書を出してしまうと、後から高額請求をした際に見積もりと違う証拠が残ってしまいます。
契約者に法的に訴えられないために、詐欺業者は書類で証拠を残しません。
優良な業者は見積もりを必ず行い、内訳をしっかり書いた見積書を出してくれます。
そのうえで、依頼主に合意を取って契約を結んで不用品回収を実施します。
見積もりがない、見積書を出してくれない業者には依頼しないようにしましょう。
追加料金等について質問しても回答しない
不用品回収では、物品の種類や量に応じて追加料金が発生するケースがあります。
問い合わせした際に間取りや階段の有無によって追加料金が発生すると明言する業者は、詐欺業者ではありません。
反対に詐欺業者は、追加料金が発生するか聞いてもはぐらかしたり、かからないと嘘をついて作業します。
問い合わせをした時に料金について曖昧に回答してくる業者は詐欺の可能性が高いので、利用しないようにしましょう。
まとめ
不用品回収詐欺はいまだに撲滅されておらず、被害に遭ってしまう可能性は誰にでもあります。
特に女性や高齢者が一人になるお昼の時間帯は、自宅訪問をして無理な回収をする業者も多いです。
不用品回収は優良業者に依頼しなければ、金銭的・また精神的な被害を受ける可能性があります。
記事で紹介した詐欺を働く不用品回収業者の特徴をもとに、信頼できる業者を選んで部屋のいらないものを処分しましょう!
創業18年の不用品買取センターでは、年間10万件以上のご相談を承っています。
不用品1点からの引き取りも可能なので、まずはお気軽に見積もり相談してください。